海外ドラマおすすめ【ミステリー編】推理・サスペンスの名作まとめ

物語の仕掛けに引き込まれたい夜、無性に見たくなるのがミステリーや心理ドラマ。

ここでは、そんな気分のときにちょうどいい、よりすぐりのミステリー作品をまとめました。
頭を使いすぎずスルスル見られる作品ばかりです。気になるタイトルがあればどうぞ。

▶ 全ジャンルを一覧で見たい人は【おすすめ作品まとめ】へ

おすすめ作品

Bleak House (2005) 荒涼館

あらすじ

19世紀ロンドン。終わりの見えない遺産裁判「ジャーンディス対ジャーンディス」に巻き込まれた人々の運命が、ゆるやかに、しかし確実にねじれていく。孤児として育ったエスターを軸に、恋愛・陰謀・身分や血筋の秘密……複数の物語がディケンズらしい重厚さで交差する群像劇。

おすすめポイント

「時代劇か…」と思わずに見てほしい。

物語を動かしているのは裁判そのものではなく、謎めいたレディ・デッドロックの存在感。一見冷たく見える彼女の奥にある情熱と秘密が、エスターとどう結ばれていくのか。

続きを見ずにいられないタイプの英国ミステリードラマ。

視聴方法

配信

DVD / Blu-ray

Dexter (2006–2013 / 2021) デクスター 警察官は殺人鬼

あらすじ

マイアミ警察で血痕分析官として働くデクスターは、裏で法の届かない悪人だけを狙うシリアルキラーという二重生活を送り、正義と闇の境界で揺れる心理サスペンス。

おすすめポイント

昼はマイアミ警察の血痕分析官、夜はシリアルキラー。
倫理観をグイグイ捻じ曲げられて、なぜか応援してしまいたくなってくるデクスターの二重生活。

1話観ると止まらない。夜にじっくり観たい“静かな狂気”。
新章「ニュー・ブラッド」も出揃って、改めてイッキ見したくなります。

さらに深い“静かな恐怖”を味わいたい人は『ハンニバル』もおすすめ。
▶ ハンニバルの紹介を見る

視聴方法

配信

DVD / Blu-ray

The Fall（2013–2016）警視ステラ・ギブソン

あらすじ

ロンドンから派遣された敏腕捜査官ステラ・ギブソンが、ベルファストで起きた連続殺人事件の捜査にあたる物語。冷静で理知的なステラと、日常生活では“普通の男”として振る舞う犯人ポール。ふたりの視点が並行して描かれ、追う側と追われる側の心理が静かに高まっていくクライムサスペンス。

おすすめポイント

引き込まれるストーリー展開。

スカリーとはまた違う、じっくりと犯罪者を追う静かな迫力。
常に冷静沈着なステラが唯一感情をあらわにしたのが、ポールが倒れた瞬間。そのシーンはとても衝撃&印象的です。

視聴方法

配信

DVD / Blu-ray

Hannibal (2013–2015) ハンニバル

あらすじ

FBI捜査官ウィル・グレアムは、共感能力の高さゆえに犯人の思考に深く入り込み過ぎてしまう繊細な捜査官。彼を支えるために招かれたのが、天才精神科医ハンニバル・レクター。だが、知性的なその素顔の裏に潜む“本性”は…。事件捜査と心理分析が進むほど、ふたりの関係は危うく絡まり、静かに狂気の闇に侵されていく。

おすすめポイント

美術館でアートを鑑賞しているかのような雰囲気。

世界観が独特すぎる稀有な存在で、類似の作品はなかなか見つけられないと思います。
ストーリーがとてもゆっくり進みます。「間」を楽しむスキルが試される作品かもしれません。

時には、デトックスのつもりでこのスローな物語を味わうのもよいのでは？
とはいえ「毒」だらけの「闇」のお話なので別の何かが溜まるかもしれませんが（笑）

キャラクターやシーズンごとの内容を詳しく知りたい人はこちらもどうぞ。

視聴方法

配信

DVD/Blu-ray

Severance (2022– ) セヴェランス

あらすじ

社員の記憶を“仕事用”と“私生活用”に完全分離する企業を舞台に、知らない自分が働く職場の謎と、静かな不穏さがじわじわ広がるディストピア系サスペンス。

おすすめポイント

「仕事中の記憶」と「プライベートの記憶」が完全に分断された世界。
緻密な心理描写と無機質な映像で、じわじわ来て、いつのまにかぐいっと引き込まれているサスペンスドラマです。

会社を出た途端、職場で起こった出来事のすべての記憶がなくなったら、仕事の嫌なことも引きずらずにプライベートを快適に過ごせそうでしょ？

主人公たちも最初はそうだった。

ところが、主人公たちはそれに抗い始めるんですよ。自ら選んだはずなのに不思議…なんだけど、その気持がわからなくもなかったり…。人間の心理って複雑。

見ると脳がくすぐられますよ。

視聴方法

配信

Sherlock (2010–2017) シャーロック

あらすじ

現代ロンドンを舞台に、天才探偵シャーロックが鋭い観察力と推理で難事件を鮮やかに解き、ワトソンとの掛け合いも魅力のスタイリッシュなミステリー。

おすすめポイント

現代にシャーロック・ホームズがいたら、まさにこうなのでは？
スタイリッシュな映像と巧妙なストーリー展開で、あっという間に世界を魅了。

ベネディクト・カンバーバッチ＆マーティン・フリーマンの名コンビが、時に可愛らしく見えるのも魅力のひとつ。

ロバート・ダウニー・Jr.のシャーロックも好きだけど、現代版のほうがもっと好き。
でも劇場版では、過去にタイムスリプしたSHERLOCKが見られるのです。どちらが好きか比べてみるのもよいかも。

ベネディクト・カンバーバッチはシャーロックのときが一番かっこいいと思う。語りたいことありすぎ案件の一つ。

視聴方法

配信

DVD / Blu-ray

Tales from the Loop (2020) ザ・ループ

あらすじ

謎の研究施設“ループ”のある街で、人々が時間や記憶のゆがみと向き合い、静かで詩的なSF世界の中に切ない余韻が残るアンソロジー。

おすすめポイント

幻想的でノスタルジックな世界観。
「もしも科学が、身近な奇跡だったら？」というテーマをベースに、日常の隙間に入り込む不思議を静かに描いています。

誰かの記憶の中を歩いているような、そんな体験ができる作品です。浮遊気分を味わえるドラマです。ストーリーも映像もどこかふわっとしていて重力を感じなくなるような。寝る前に観るのにぴったり。

視聴方法

Twin Peaks (1990–1991 / 2017) ツイン・ピークス

あらすじ

田舎町で起きた少女殺害事件をきっかけに、町の住人たちが抱える奇妙さや不可解な出来事が雪だるま式に広がっていく、クセ強ミステリーの金字塔。

おすすめポイント

「世界一美しい死体」と言われた少女ローラ・パーマー。

その死をめぐるミステリアスな物語。
幻想と現実が交錯する、デヴィッド・リンチ監督ならではの唯一無二の世界観が魅力。

全員が怪しい！　(たしか、そんなキャッチコピーだったような…)
見ているとコーヒーとドーナツ、そしてチェリーパイが必ず食べたくなります。お気をつけて（笑）。

視聴方法

配信

DVD / Blu-ray

The X-Files (1993–2018) X-ファイル

あらすじ

FBIのモルダー＆スカリーが超常現象や陰謀に挑み、科学と信念がぶつかり合う空気感で長年愛され続けるSFミステリー。

おすすめポイント

「真実はそこにある」

モルダー捜査官とスカリー捜査官が、超常現象や陰謀論をテーマに様々な事件に挑む伝説的ドラマ。
オカルト、UFO、政府の秘密など…90年代を代表するSFサスペンスの金字塔です。

シリーズを通してモルダーとスカリーの絆が深まっていく過程も見どころのひとつ。

シリアスなエピソードだけでなく、ユーモアの効いた話もあり、幅広く楽しめます。古い作品ですが、現代を予見しているかのようなエピソードもあり驚くことも。後に有名になった俳優たちがわんさかゲスト出演しているのも楽しい見どころ。

X-Filesのすべてを網羅した記事もありますので、興味があればぜひ御覧ください。

視聴方法

配信

DVD / Blu-ray

おわりに

今回は、私が何度も観ている、または、もう一度観たいと思っている作品の中から厳選しました。
他にもたくさんのおすすめ作品がありますので、また紹介したいと思います。

海外ドラマは、日本から離れて知らない世界を覗くことで、ちょっとだけ現実逃避できる空間。
忙しい日常にそっと余白を作り、心を遊ばせてくれます。

次に読むなら

一日の終わりにホッと一息。夢への入口におすすめの作品を紹介しています。

【映画編】

▶ 観てよかったおすすめ映画のリスト＆レビュー

【海外ドラマ編】

▶ 全ジャンルを一覧で見たい人は【おすすめ作品まとめ】へ
▶ 推理やサスペンスが好きな人は【ミステリー編】へ
▶ 医療・刑事・弁護士ものを探している人は【職業ドラマ編】へ