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X-Files シーズン6 全話レビュー 主要キャラ登場回や楽しみ方

The X-Files シーズン 6 全話レビュー

『The X-Files(X-ファイル)』シーズン6の全話の感想をまとめています。

※内容に軽く触れている部分があるので、未視聴の方はご注意ください。

The X-Files Season 6 全22話

1998/11/08~1999/05/16(USA)

このシーズンはやたら、モルダーとスカリーの仲を進展させようという作り。でも楽しいエピソードも多い。

前回までのおさらいはこちらから

主要キャラクター紹介

主な登場人物の基本設定とひとこと解説を載せています。

The X-Files 6-01 The Beginning ビギニング

X-Files原子力発電所

X-Files再開。
しかし、スペンダーとダイアナに乗っ取られる。もれなくCSMもセットでついてくる。ハッピーセット(違)

タイトル通りこれからいろんなことが起こるのね~っていうエピソード。

X-Files再開の報せ

モルダーは、X-Files再開の報せを聞いて黒焦げになった書類を復元しようと地道な作業中。

そこへスキナーがやってきて、「X-Filesは再開するが担当は君じゃない」と告げる。
少しでもX-Filesにかかわるような作業をしたらクビになるらしい。しかも、上司はスキナーではなくカーシュに。

エピソードの冒頭で、軽くフォローされているけれど、「5-20 The End ジ・エンド」から映画「The X-Files the movie」をスキップしてこのエピソードを観た人は少々戸惑うかも。
なぜ突然エイリアンが次々生まれて人を襲っているのか?

あまり本編への影響はないけど、スカリーとモルダーの会話にも、映画の続き的な内容だったりする。

モルダー、スカリー、ちょっともめる

映画の最後にはあんなに意気投合していたはずのモルダーとスカリーが、またいつものようにやりあっている。モルダーはちょっとスネ夫。

気の毒なのはギブソンくん。CSMに頭を切り裂かれ痛々しい傷が…
しかも、人の心が読めるので、スカリーの医師としての心の声がわかってしまう。「フランケンシュタインのよう」と気の毒がる声さえも。かわいそぅ。

モルダーへ:
なんであのエイリアンの脱皮した皮を、証拠として持ち帰らなかったの?

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The X-Files 6-02 Drive 迷走

X-Files モルダーとMr.クランプ激走

高速で走り続けないと頭が割れてしまう、まさに「止まったら死ぬ」系の話。

罰ゲーム中のモルダーとスカリー

カーシュの監視下に入って以来、罰ゲームのような雑用ばかり押し付けられているモルダーとスカリー。この日も農場回りをしていたが、とうとうモルダーがキレた!

ニュースで見かけた事件を勝手に追い始める。口では引き止めるスカリーも、内心は「そっちのほうが面白そう」と思っているに違いない。

事件は思わぬ方向へ

とにかく、「ミスター・モルダー」は「ミスター・クランプ」を車に乗せ、西へ西へとひたすら走り続けることに。

途中、白バイがスカリーの連絡用携帯を追い抜きざまに車へ渡してくれるという、なかなかおもしろいところもあるのです、このエピソード。

今やX-Files課はスペンダー&ダイアナに乗っ取られているので、2人だけのこういう回はなんだかホッとする。じゃないと、CSMだけでも鬱陶しいのに、+2人でストレス倍増だから…。

ラストは案の定カーシュに怒られる。しかもこの新上司、経費の細かいところまでネチネチうるさいタイプ。
でもスカリーも負けていない。さすがに面と向かって言わないけど、最後のセリフが…

“Big piles of manure.”

L.A.移転後の単発エピ1号

L.A.の空は青い。
映像からでも、湿度のないカラッとした雰囲気が伝わってくる。
今回の車を最西端に走らせるのは、そういう意味もあったのかな?なんて思ったり。
バンクーバーの、あのしっとりした暗さと寒さはもうない。
ちょっと明るいX-Filesの始まりです。

ゲスト俳優

ミスター・クランプを演じたのは、『ブレイキングバッド』のブライアン・クランストン(Bryan Cranston)。全体の雰囲気はスピルバーグの『激突』を思い出させる。

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The X-Files 6-03 Triangle トライアングル

X-Files クイーン・アン号

モルダー、またもや勝手に出かけて大騒ぎ。

嵐でボートが壊れて海で遭難したところを、1939年にバミューダ海域で消息を絶った英国船籍の豪華客船「クイーン・アン号」に拾われる。
しかし船上では、なぜかドイツ兵の捕虜扱いにされてしまう…。

このエピソード、まるで映画のような出来栄え。

なんとか手がかりを得ようとFBI局内を駆け回る。

スキナーに…
カーシュに…
ことごとく冷たくあしらわれ、スペンダーを脅してまでがんばった!

最後に助けてくれるのは、やっぱりスキナー♪

スカリーがローン・ガンメンからモルダー行方不明の情報を得て、4人で探しに行くまでの流れが素晴らしい。エクセレントです。あ〜楽しい♪

全編ワンカットのように流れるカメラワーク、船内で過去と現在がクロスする演出も見どころ。終始テンポが止まらない。

ラストは1939年のスカリーにキスして殴られたあと、現代のスカリーとローン・ガンメンに救助されて病院のベッドで目を覚ますモルダー。
やんちゃな息子を持つ母親のような顔で見下ろすスカリーが最高。

病室を去ろうとするスカリーに、モルダーがひとこと

I love you.

Oh, brother.

と呆れて去っていくスカリー。そうなっちゃいますよね〜(笑)

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The X-Files 6-04 Dreamland I ドリームランド part.1

X-Files Dreamland モリスとモルダー

モルダーと軍人モリスが入れ替わる…コメディ回の中でも屈指のバカバカしさ(もちろん褒めてる)。

モルダーとスカリーは、謎の人物からの情報提供を受けてエリア51へ向かう。ところが、情報提供者に会う前に軍関係者に止められ、その場でUFOらしき機体を目撃。その瞬間、モルダーと軍人モリスの精神が入れ替わってしまう。

入れ替わったことに気付いているのは本人たちだけで、周囲からはいつも通りに見えているのがまた面白い!

今までの平凡な日常に飽きていたモリスは、モルダーの体を手に入れて大はしゃぎ。やりたい放題。

一方、スカリーはそんな“モルダー”(中身はモリス)を見て呆れ顔。何かがおかしいと感じつつも、いつものごとく非科学的なことは信じない性分なので、真相にはなかなかたどり着けない。

おしりまで触られて、きっと「絶対、蹴り入れてやるわ!」と思ったに違いないスカリー。

ちなみに、シーズン5でかなり痩せていたジリアン(スカリー)はちょっとふっくら戻ったかな?というくらいですが、デイヴィッド(モルダー)は「幸せ太り?」と思うほどふくよかに。モリスとのミラーダンス、違和感なさすぎってヤバイんじゃない?

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The X-Files 6-05 Dreamland II ドリームランド part.2

X-FIles モルダーとモリスはもとに戻れるのか

前回の続き。

もうモルダーは二度と元に戻れないのか…と思ったその矢先、スカリーが逆転のきっかけを見つける。

オープニングでは、モルダーになりすましたモリスが、モルダーの生い立ちを語るナレーション。
これがあまりにひどすぎて、モルダーが気の毒になるほど。
でも角度を変えて見れば、あれ、意外と事実だったりして…、笑っちゃった。ごめんモルダー。

モルダーがスカリーを呼び止め、無言でヒマワリの種を手のひらに渡すシーンが好き。
スカリーがモルダーに向かって

I’d kiss you if you weren’t so damn ugly.
(その顔じゃなきゃキスするのに)

って、残念そうに言う。
視聴者にはちゃんとモルダーに見えてるのに。わざとスカリーにそんなセリフを言わせるなんて、いけずぅ。

そして、たぶんモルダーがカーシュに気に入られるなんて、これが最初で最後のエピソード。

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The X-Files 6-06 How The Gohsts Stole Christmas クリスマス・イブの過ごし方

Mulder & Scully Ghost Buster

クリスマス・イブ。な~んの予定もないモルダーは、淋しいのでスカリーを幽霊屋敷に誘う。もちろん、ふつーに誘ったところで、家族との予定があるスカリーが来るわけがない。

いつものように悪知恵を働かせて、スカリーをおびき出したらしい。

話を聞いて、あきれて帰ろうとするスカリーの車のキーを隠したりして、子供か(笑)。まんまと罠にはまったスカリーと、屋敷に忍び込むモルダー。

そして、今度は2人が罠にはまる羽目に…。

普段はどんなにたくさんの死体を見ても平然としてるスカリーだけど、幽霊は苦手みたい。モルダーが暗闇の中で懐中電灯を下から照らしておどかすという、ベタな手にも「キャー!」。本物の幽霊に遭遇したら「ギャー!」。銃を持つ手は震えるし、ついには気絶。

スカリーの意外な弱点を発見して、なんだか嬉しくなっちゃう♪ この際、モルダーのことはどうでもよくなってくる(笑)。

ラストシーン、2人が交換するクリスマスプレゼントの中身が、ひっじょ~に気になるエピでした。

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The X-Files 6-07 Terms Of Endearment 愛児

X-Files 悪魔と悪魔の争い

人間の子供を欲しがる悪魔と、同じ血を引く子供を欲しがる悪魔の話。

田舎町で、妊娠中の女性が寝ている間に突然胎児を奪われるという珍事件が発生。
手に負えない地元警察は、スペンダーのもとに直接依頼をしに来た。快く引き受けたスペンダーは、依頼主が帰るやいなや依頼書をシュレッダーへ GO!

一方その頃、主役の2人はというと、農場回りの次は就職希望者の面接と身辺調査という退屈な仕事。
真面目にやっているのはスカリーだけで、モルダーは相変わらずX-Files課のゴミ箱を漁って勝手に捜査していた。

今日もスペンダーがシュレッダーにかけて捨てた書類を、拾い集めつなぎ合わせて現地に赴いてます。
嗚呼、モルダー。

でも、全然哀れに見えないところが彼の良いところ。むしろ通常運転。さすが Spooky!
フォローするスカリーが大変なだけで。

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The X-Files 6-08 The Rain King レイン・キング

X-Files コメディ回 メルヘン系

異常気象が続く田舎町。その町の市長から助けを求められて、モルダーとスカリーが出動。どうやら、ある男が自分の利益のために干ばつを起こしているらしい。

2人がプロペラ機で空港に到着すると、なんとも寂しいお出迎え。もうその時点でスカリーは「このまま乗ってきた飛行機で帰りたい…」って顔。市長の話を聞いた後も、ますます帰りたそう。事件にまったく乗り気じゃないスカリーは、ことあるごとに「もう帰りましょう」と言い出す。

町の人たちからは、何度も夫婦に間違えられるモルダー&スカリー。

モルダーはというと、いきなりぶっちゅ~っとキスされたり、泊まっていたモーテルの部屋に牛が降ってきたりと、モー大騒ぎ。

そんな中、モルダーがデートのアドバイスをしていると知ったスカリーがぼそっと一言。

The blind leading the blind.
(目が見えない者が目が見えない者を導く、って感じね)

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The X-Files 6-09 S.R.819

なんと!スキナーはリモコンで動いていた。

ナノマシン攻撃でスキナーの体中の血管が浮き出ている。
もうみてるだけで、こっちまで血管浮き出てきそうで、体中がムズムズする。

死を覚悟した時、スキナーからスカリーに告白ターイム!
人は死を目前にすると、後悔を口にするものらしい。

でも、一命を取り留めたら、またいつもの寡黙な男に戻っていた。

モルダーがスキナーのことを、「友達」って表現してたのがなんか…よかったな。

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The X-Files 6-10 Tithonus ティトノス

X-FIles 死神をさがす男

スカリーが「将来を期待されてるお坊ちゃま捜査官」とコンビを組まされて出張へ。
モルダーはお留守番…のはずが、事件をかぎまわって大はしゃぎ!

冒頭は、いつもの退屈な身元調査。まさに生き地獄。
モルダー:「運がよければ次はトイレ掃除だ」
そこへカーシュからスカリーだけにお呼び出し。
スカリー:「私だけ〜♪」
モルダー:「トイレブラシ持ってけ!」

スカリーがNYへ出張してる間、モルダーは勝手に事件につながる身元捜査にがぜん力が入るモルダー。
有力情報を見つけては、
「昔、FBIで一緒に仕事をしていたモルダーという者だけど…」
と、いちいちスカリーに連絡してくるのがかわいい(笑)

このエピ見て「3-04 Clyde Bruckman’s Final Repose 休息」を思い出した。
どうやら、制作側もこの2つを対にする意図あったみたい。納得。
なので両方見ると面白いかも。

以前、「未来がすべてわかる世界は地獄」っていうテーマがあったけど、ここでは「不死」の辛さが描かれている。
終りが見え過ぎているのと、終りがまったく見えないの、どちらも辛いってことなのか…

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The X-Files 6-11 Two Fathers ファイト・ザ・フューチャー Part.1

CSMが語る、そして、語る。
そして極悪トライアングル、肺ガン男+クライチェク+ダイアナ結成でもあります。

彼のファミリーのエピ。
でも、「2人の父」っていうのは、CSMとモルパパの事。

反乱軍て?

カサンドラが帰還。例の列車の実験室で“完成品”となって戻ってきた彼女は、すっかり元気になって歩けるようになっている。

カサンドラの口から語られるのは衝撃の真実。
「エイリアンは味方だと思っていたのに、実は地球人を滅ぼそうとしている」とか。

この話はシンジケート内部でも問題になり、元々契約していたエイリアン・コロニストから反乱軍に乗り換えようという案まで浮上。

この話を理解するには

この回の背景を理解するには、下記を観ておくとスムーズ:

余力があればこちらも:

ツッコミどころは多いけど、引き込まれるストーリー。
おまけに、モルダーのバスケ姿も見られます!

キャスト

デイヴィッド・ドゥカヴニーはバスケが得意。彼は運動神経がいいので、アクションシーンもかなり本人がやっている。走るシーンでは、撮影クルーもその速さに追いつくのが大変だったらしい。

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The X-Files 6-12 One Son ファイト・ザ・フューチャー Part.2

前回の続き。シーズンの大きな山場!
そして、転換期。

ダイアナにブチ切れるスカリー

サバイバル合戦。
モルダーの元カノ=ダイアナに、スカリーがとうとう「あの女」呼ばわりするほどキレまくる。

ダイアナの裏切りで、モルダー・スカリー・カサンドラはCSMの手先に捕らえられてしまう。

並んで除染シャワー

モルダーとスカリーは隔離され、並んで除染シャワー。
隣のブースのスカリーと視線が合ったあと、モルダーが一瞬視線を下に……。

見たな~~!

服も奪われ、サイズの合わないスーツ姿で院内をウロつくモルダー。
その途中で、変わり果てたマリタに遭遇する。
これが怖い!反乱軍より怖い。ホラー級。

X-Files マリタはシンジケートのモルモットにされていた

Part1もそうだけど、なつかしのシーンとか人とかいっぱい出てくる。回想シーンじゃなくて、今の映像で。あの子も出てくる。
1-23 The Erlenmeyer Flask 三角フラスコ」で、モルダーを助けるため、スカリーが連れ去ってディープ・スロートに渡したハイブリッド胎児。
ここで再登場、懐かしすぎる。

シンジケート壊滅へ

シンジケートのおじさんたちは、反乱軍に家族ごと皆殺しにされる。
CSM、自分は抜け駆けして逃げておいて、自らの手で息子スペンダーを撃ってしまう。

スペンダーの最期?

最後にスペンダーは、敵だと思っていたモルダーが正義であり、実の父親こそが悪だったと知る。
X-Filesのポジションをモルダーとスカリーに明け渡す。
CSMに撃たれて、本当に逝ってしまったのか?

いよいよ、CSM with ダイアナ vs X-Filesチームの戦いが始まる。あ、クライチェクもまだいたっけね。

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The X-Files 6-13 Agua Mala アグア・マラ

X-Files フロリダで海のモンスターと戦う

スカリー、元祖Spookyに会う。
ハリケーンで大荒れとなっているフロリダが舞台。

X-Filesの大先輩の呼び出しを受けて、またしても無理やりスカリーを現場に連れて行くモルダー。
大先輩とは、「5-15 Travelers 旅人」で登場したアーサー・デールズ。

「海洋生物のバケモノが暴れている」と言い張る
Spooky×2を相手に、毒を吐くスカリー(笑)

内容的には、どうってことないクリーチャーもの。
でも、海辺の近くで台風が来たら、もしかしたらもしかするかも…?!
小ネタで笑えるところが楽しいエピ。

初めての助産婦体験もしてしまうスカリーだけど、後に自分が似たような状況で出産するとは夢にも思うまい。

フロリダの大嵐の中を行ったり来たりで、ずぶ濡れのモルダーとスカリーを楽しみましょうか。

モルダーを救ったのは、猫?それともスカリー?

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The X-Files 6-14 Monday 月曜の朝

X-Files 毎日のルーティーンに疲れている女性

dejavu!
デジャヴ!
でじゃぶ~ぅ!
何度も何度も月曜日がやってくる。

月曜の朝、モルダーが目覚めるとあたりは水浸し。
時計を見るとすでに遅刻確定の時間。下の部屋の住人から苦情の電話が入る。

オフィスでは、ミーティングが始まっているのに現れないモルダー。
スカリーが様子を見に地下へ。

そして、そこからモルダーは銀行へ向かう。
向かった先の銀行では、準備万端の強盗が今まさに犯罪を実行しようと待ち構えている。
そこへ、スカリーが、スキナーが…みんな銀行に集まる。
結末はいつもBom! 大爆発。

永遠に続くように思えたこのループ地獄。
この状態に気づいているのは1人だけだったのだが…

このエピソード、退屈かと思いきや、じわじわくるタイプ。毎日ちょっとずつ違う。
2日目、デスクトップに現れた歯のおもちゃの意味はなに?

もしかしてモルダー、
Dreamlandに行かなければ、銀行強盗に撃たれなくて済んだ?だってウォーターベッド入れたのモリスだもんね。
でもこのエピソードでは、毎回、必ずスカリーが「ウォーターベット」の質問をするのに、絶対に答えないところが面白い。

毎日のルーティンに疲れたら、ほんのちょっとだけ違うことをしてみると、ループが破れるかも?
…いや、無理でしょ、でも、もしかしたら…

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The X-Files 6-15 Arcadia スイート・ホーム

X-FIles モルダーとスカリーの夢の結婚生活

モルダー、スカリー、ついに夫婦になる!

理想郷の住宅地で、連続失踪事件が。
スキナー副長官の命令で、夫婦を装って潜入捜査に乗り込む、モルスカ。

どうやらこの事件、ようやくX-Filesに復帰できた2人の初仕事らしい。
事件の内容に不満があってやけになってるのか、モルダーは捜査よりスカリーとの夫婦ごっこにノリノリのご様子。てっきり「6-04 Dreamland I ドリームランド Part.1」で、結婚生活の夢砕かれたかと思ったけど、懲りないのね。
そんなモルダーをよそに、スカリーは真面目に捜査に取り組む姿勢。

でも、2人きりのときは、

「モルダー!歯磨きのチューブは真ん中からじゃなくて、下から押して!」

「もぉ、また便座があげっぱなし。」

なんて叫んだりして。モルスカの新婚生活!?が笑える。

潜入捜査中もお肌のお手入れを欠かさないスカリーちゃん。見事なクレイパックで緑色した顔はまさにリトルグリーマン。もう、まさにモルダーの理想のタイプ?!

だって、スカリーのそんな顔を見て、一瞬たじろぐが、すぐさまベッドに誘うんだもの。モルダー、あなたやっぱり…。

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The X-Files 6-16 Alpha 絶滅種

絶滅危惧種とされていた犬が捕獲され、香港から移送されるも行方不明に。その後、次々と人が襲われる事件が発生する――
という、謎の犬が人を襲う話。

でも、このエピソードの本当の目的は
5-20 The End ジ・エンド」で、CSMに放火されて焼失したX-Files。その時一緒に燃えてしまったあのポスターを、再び部屋に貼るため。(と、勝手に解釈している)

観終わったあと、なんだか、ズシンと来るのと同時にしみじみしちゃう話でした。

それにしても、
待合室で、待ちくたびれてガーガー寝てるスカリーを雑誌で叩いて起こすモルダー。
月日がたてば、寝方も、起こし方もこんなに変わるのね。
3-17 Pusher プッシャー」の時の2人はどこへ…(笑)

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The X-Files 6-17 Trevor 電界

モルダーが、日記を書いていることがわかる回(違)。
解剖を終えたスカリーがぽつりと
「自然発火かもしれない」
と言った瞬間、モルダーの目がキラキラ。

「わ〜お!君の口から“自然発火”なんて言葉が聞けるとは。日記に書いとかなきゃ」

この嬉しそうな反応、思わず拍手したくなる。

……で、本題。
特殊体質を手に入れた脱獄犯が、タイトル通り「トレバー」を追って暴走。
壁をすり抜けるわ、物を炭化させるわ。
その能力よりも、欲しいものを手に入れようと突き進む執念の方が、ぞっとした。

いや〜、めちゃくちゃ怖い話だった。

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The X-Files 6-18 Milagro ミラグロ

スカリー、色っぽさ全開のエピソード。

変態作家がスカリーに恋。自分の書くミステリー小説にスカリーを登場させると、なぜか物語が現実になっていく。

なぜかモルダーのアパートの隣人は、彼の部屋を覗きたがる。前回、5年間も覗き見してた人は殺されたけど。今回はモルダーがターゲットじゃなくて、たまたま彼の部屋を訪れたスカリーが狙われる展開。

最後に、モルダーにしがみつくスカリーが可愛い。

こういうの好きです。何がいいって、ジリアンの演技をたっぷり堪能できるところ。作家役の俳優もクセがあって、2人のやりとりは見ごたえあり。

ところで、モルダーの隣部屋は引き続き事故物件てことでOK?

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The X-Files 6-19 The Unnatural アンナチュラル

X-Files モルダー&スカリー イチャイチャエピソード

デイヴィッド・ドゥカヴニーが監督を務めたエピソード。

1947年ロズウェルの野球の新聞記事にアーサー・デールズを見つけた。そして、まさかのバウハンも彼の横に写っていたのだ。モルダーはさっそくアーサーのアパートを訪ねてみる。するとそこには弟のアーサー・デールズがいた。

デールズ家は兄弟も妹も金魚まで同じ名前というユニークな家系(本筋には関係ないが面白いので記しておく)。兄アーサーはFBI、弟アーサーはロズウェルの警官。

野球好きというかスポーツ好きのDDらしいエピソード。いちばんの見所は、モルダーがホットドックを食べるシーン。私が知っている中でいちばんおいしそうに食べた人!に認定します。

この日は土曜日。モルダーに呼ばれて、スカリーはオフィスで豆腐アイスクリームを食べながら資料を運ぶ。休日なのに職場に来るスカリーは、すっかり“ミセス・スプーキー”。アイスを一つしか買ってこなかったのは、わざとなのでは…と思うぞ。

ラストシーンは、仲睦まじいモルダーとスカリー。

Is this my birthday present, Mulder? You shouldn’t have.
(これが私への誕生日プレゼントなの、モルダー?そんな、気を遣わなくてもよかったのに。)

This ain’t cheap. I’m paying that kid ten bucks an hour to shag balls.
(これ、安くないんだぜ。あの子にボール拾いを時給10ドルで頼んでるんだから。)

今回、スカリーの出番は冒頭とラストだけ。でも、モルダーとスカリーやたらいちゃいちゃしてるので印象的。豆腐アイスを奪い合ったり、スカリーの誕生日プレゼントが後ろから抱きしめながらのバッティングだったりと、デイヴィッド・ドゥカヴニーは2人の関係性をそう表現したがる。「4-14 Memento Mori メメント・モリ」でもアドリブでキスして編集でカットされた前科があるほど。

撮影の裏側

アーサー・デールズの配役が変更になったちょっと悲しい理由は、特典ディスクで語られています。

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The X-Files 6-20 Three Of A Kind 荒野の三人

5-03 Unusual Suspects アンユージュアル・サスペクツ」の10年後のお話。

ラスベガスで開催中のFED-CON ’99に勝手に潜り込んだThree Stooges(ローン・ガンメン)。
自分たちだけじゃ限界だと悟り、なんとモルダーになりすましてスカリーを呼び出す。

モルダーの出演は、この声だけ。それもニセモノ。深夜3:24に電話で叩き起こされ、ラスベガスまで飛んできたスカリー、嘘だとわかったら怖いぞぉ。

ハイライトはスカリーのラリった検死シーン。
カジノではモリスのお尻をパシッと叩いて、「6-04 Dreamland I ドリームランド Part.1」の仕返し(?)。

ラスト、ローン・ガンメンにだまされたと知ったスカリーが、3人に蹴り入れてるところが見たかった。

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The X-Files 6-21 Field Trip トリップ

X-Files マジックマッシュルームでトリップ

700年もの間、何千人もの人々が体験してきた超常現象の謎を解いちゃった話(嘘)
ホントは、マジックマッシュルームでラリっちゃった話。

98.9%の確率で正しいはずのモルダーだけど、今回はどうやら残りの1.1%だったらしい。

事件の報告書を出した2人に向かってスキナーが一言。
「キミたちが、同じ報告書にサインするなんて珍しいな」
この瞬間に幻覚だと気づくって。
ちょ、普段どういう状況なわけ?って、思わず問い詰めたくなる(笑)

モルダーのお葬式に現れた、ラングリーの喪服Tシャツも要チェック!

普通だったら、「こんなの夢オチじゃん!」て、なりそうなところだけど、さすがX-Files、ちゃんと層を重ねて仕上げてくれてます。おもしろかった〜!

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The X-Files 6-22 Biogenesis 創世記

X-Files アフリカの海岸にUFO

闇のシンジケートの生き残りCSM、そしてクライチェク、ダイアナ…
極悪トライアングルで、ミソロジーの新たなる展開へ!

スカリーがモルダーに問いかける。

「人体実験の首謀者たちはこの世からいなくなったし、彼らの陰謀も明らかになった今、これ以上何を求めるの?」

「妹だ。」

スキナーはまたしてもクライチェクの手のひらの上。
モルダーは発狂しちゃうし、一体どうなるの?!

手がかりを求め、スカリーは単身でアフリカへ。
灼熱の海辺で、彼女が目にしたものは…。

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おわりに

X-Files シーズン6の感想

このシーズンは、単発モノの出来がよかった印象。長寿番組だけに、メタギャグもたくさんできるようになったし。

一方で、ミソロジー系は、エイリアン・コロニストと反乱軍の一件で、一旦リセットされたX-Files。
邦題はなぜこの締めの2本を「ファイト・ザ・フューチャー」にしてしまったのだろう。前後編の話だからわかりやすさを優先したのかな?「Tow Fathers」「One Son」て、良いタイトルだと思うんだけどな。

さて、残るはサマンサの行方だけになってしまった……と思いきや、物語はここで止まらない。
モルダーとスカリー、次のステージへ──!

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次シーズンへ。引き続き、ゆるっと進めていきますので、よろしければお付き合いくださいませ。

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