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X-Files シーズン8 全話レビュー 主要キャラ登場回や楽しみ方

X-Files シーズン8 全話レビュー 主要キャラ登場回や楽しみ方

『The X-Files(X-ファイル)』シーズン8の全話の感想をまとめています。

モルダー不在期に入り、物語が新しい方向へ動き出すシーズン。初期の頃の空気を感じられる個別エピソードが多く、初見にも優しい構成です。

※内容に軽く触れている部分があるので、未視聴の方はご注意ください。

The X-Files Season 8 全21話

2000/11/05~2001/05/20(USA)

オープニングが変わった!
身分証明書の写真も、なんだか一気に老けた気がする(笑)。

モルダーがいなくなったシーズン8。
ドゲットは悪くないんだけど、やっぱりモルダーがいないと物足りない。
ときどき登場するモルダーのシーンで、余計に盛り上がっちゃうんだよね。

前回までのおさらいはこちらから

主要キャラクター紹介

主な登場人物の基本設定とひとこと解説を載せています。

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The X-Files 8-01 Within サーチ・フォー・モルダー Part 1

新しい長官代理カーシュは、モルダー捜索のためチームを編成し、そのリーダーにジョン・ドゲットを任命する。

スカリー & スキナー vs FBI

ドゲットのスカリーとの出会いは最悪。彼は完全にスカリーを怒らせて、水をぶっかけられる。

スカリーは、X-Filesの資料を漁られたり、カーシュに嫌味を言われたり…モルダーを一刻も早く見つけ出したいだけなのに。
胎教に良いわけがない状況が続くなか、モルダーの墓石を見つけてしまったのもショックだったよね。

唯一の味方はスキナー。ドゲットたちを巻きこみつつ、2人はアリゾナの砂漠へ向かう。手がかりはギブソン少年。
エイリアンたちは証拠隠滅を進めていて、オレゴンのビリーたちやモルダー、ギブソンが狙われているのもそのせい。
スカリーとモルダーの自宅のPCも盗まれた。

そして「オタク3人とハゲ1人」という妙な組み合わせが映し出されたり(笑)

モルダーを探せ

Search for Mulder

これからも時々出てくると思うけど、モルダーが張り付けにされるシーン。
どーしても笑っちゃう。先に退場するデイヴィッド・ドゥカヴニーへの罰ゲームなのかなって思ったり…。
シリアスなのに、ごめんねモルダー(笑)

FBIは人をばんばん撃つのに、モルダーの魚だけは守り抜く所存です。
新入りのドゲット君まで、魚のエサやりに行ってるくらい(ただの口実)。
実はあの魚、超重要証拠だったりして(ないな)。

スカリー、全編、表情が険しいです。Smile Scully!(今は無理か)

「ハイ!スカリーです。妊娠してもヒールの高さは変わりません。もちろん砂漠でも履いてまーす。」

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The X-Files 8-02 Without サーチ・フォー・モルダー Part 2

モルダーを探せ in Arizona

それぞれの思惑を胸に、アリゾナの砂漠でモルダーを探すご一行様。そして現地で待っていたのは、久しぶりのギブソン君。

相変わらず無愛想なんだけど、スカリーにとって今は彼だけが頼り
モルダーの居場所がわかるのはギブソンだけだから。

お互いの名前を叫び合っているのに、すぐそこまで近づいているのに、すれ違ってしまうモルダーとスカリー。見ているこっちは本当にじれったい。

スカリーとスキナーの2人はお互いだけを信じたいのだけど、そこにバウハンが割り込んでくるもんだから、お互いに銃を突きつけ合ったり…もうぐちゃぐちゃ。

そんな中、ドゲットの前で“もう1人のスカリー”が現れる
着任早々、シェイプシフターや緑のグジュグジュまで目撃してしまう。
一気に洗礼を受けたドゲット。おめでとー。
そのままカーシュに正直に報告して、案の定がっかりされるのでした。

そしてぼろぼろになったスカリーとスキナーは病院に運ばれる。
ベッドに横たわるスカリーの顔の傷が痛々しい…。

今回もモルダーの実験シーン、やっぱり笑っちゃう。ごめんて。

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The X-Files 8-03 Patience 爪痕

ドゲ君、正式にX-Files担当になり、しごかれまくる。

X-Filesの事件をフツーに捜査するだけでも、彼には相当キツイはず。
なんたって初心者だもんね。
スカリーのスパルタ教育は愛のムチだと思ってがんばれ!ドゲット!影ながら応援してるよ。

コウモリ男の事件捜査で、少しずつスカリーとの距離が縮まっていく。
スカリーから
「ずっとこの部屋には、私のデスクがなかったの。でも、あなたは好きなところを使っていいわ」
と言ってもらえたドゲット。

そう言ったあと、
そっとモルダーのネームプレートを引き出しにしまうスカリーの姿が切ない。
部屋の空気が少しだけ変わった瞬間。

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The X-Files 8-04 Roadrunners ロードランナー

冒頭のバスのシーンがめっちゃ怖い!

スカリー、単独行動を反省する回。

ユタ州で起こった殺人事件を、一人で捜査しに行ったスカリー。
そこでカルト宗教団体に巻き込まれて大変なことに!
ずっと冷たくあしらっていたのに、ドゲットが助けに来てくれる。
また少し距離が縮まったかな?

背中にあんなすごい穴が開くのに、しばらくするときれいさっぱり治っている。
FBIって、よほど優秀な整形外科を抱えているにちがいない
(のちに別のエピで「捜査官が整形手術を受けた」ってスキナーかダナが言ってたような気がするので、あとでチェックしよう)

このエピソードで “mucus”(粘液)という英単語を覚えたけど、今後これを使う機会ってあるんだろうか?
トゥームズくんの回」で覚えた “bile”(胆汁)レベルで使わない気がする。

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The X-Files 8-05 Invocation 冥界の使者

ドゲットの悲しい過去が発覚する回。

10年前、ポニーのいる遊園地でブランコに乗っていた7歳の少年ビリーが誘拐される。
そして10年後、突然そのビリーが現れる。
見た目も中身も、10年前とまったく変わらない7歳の姿で。

彼が本当に誘拐された子供なのか、スカリーは医学的な検査を可能な限り行うが、どこにも異常が見つからない。口をきかないことと、成長が止まっていること以外は。

あのスカリーが、まさかの霊能力者を呼ぶ
すると、その霊能力者はビリーと同じ強い力を、ドゲットからも感じ取る。

ドゲットは最後までスカリーに打ち明けなかったが、自分の子供を失っているようだ。
結局、ビリーは白骨化した姿で発見される。
霊能力者の言う「同じ力」をドゲットが持っているというのは、つまり…。

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The X-Files 8-06 Redrum レッドラム

X-Files 時間の逆行

ひとりだけ、世間と時間が逆行してしまう男の話。

ドゲットの友人である検事マーティは、目を覚ますと刑務所の中。
妻の殺人容疑で起訴されようとしているのに、この出来事の記憶が全くない。
ドゲットやスカリーとの会話もズレまくり、何が起きているのか本人もわからない。

逆行する時間の中で、少しずつ過去を思い出しながら、マーティは自分の潔白を証明し、妻を救おうとする。
そして次第に明らかになる、本当の罪…。

すぐに思い浮かぶのは、クリストファー・ノーランの「メメント」や「TENET」。
X-Filesのエピソードでは「6-14 Monday 月曜の朝」を思い出す人も多いのでは?
何かをやり直したい人には刺さるエピソードかも。

邦題は「レッドラム」よりも、そのまま「Redrum」(murderの逆)でよかったんじゃないかなぁ。
「ムラドッレ」じゃ意味が伝わらないもん!

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The X-Files 8-07 Via Negativa 第3の目

天津飯(ドラゴンボール)がいっぱい!
カルト集団のリーダーが、夢の中に入り込んで人を殺してしまうという怪事件。

スカリーは個人的な都合で捜査に参加できない。どうやらお腹の子に何かあった模様。病院からドゲットに事件の連絡をしている。

ローンガンメンとドゲットの初対面

スキナーと2人で捜査をがんばるドゲット。
そこにスカリーから電話が入り、「代わりに仲間を応援に行かせる」とのこと。
X-Files課に戻ったドゲットを待ち受けていたのは…(ドラムロール)…じゃーん!
ローン・ガンメンでした!わーい。

ドゲットまたもや不思議な体験

捜査の末に容疑者を逮捕するが、その後、ドゲットは奇妙な体験をする。
夢の中で現実が侵食されるような、不気味さ満点のエピソード。

夜寝るのがちょっと怖くなる回でした。
あ、あとネズミが苦手な人は視聴チューイ!ね。

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The X-Files 8-08 Surekill 透視

透視能力

見えすぎる能力が不幸を招く話。

警察に助けを求めに来た不動産屋が、留置所の中で何者かにビルの外から撃たれる。
見えない兄と、見えすぎる弟。双子の兄弟が鍵を握っているようだ。
まるで建物の外から中が透けて見えているかのような犯行に、スカリーとドゲットが挑む。

ふと気づいたのだけど、ドゲットはスカリーを名前ではなく”Agent”と呼んでいる。2人きりのときだけ?それとも仕事中だけ?ちょっと気にかけてみてみよう。
そして、モルダーの役割を背負いながらも科学者でいなければならないスカリー、難しいポジションだね。

ゲスト

犯人役の俳優グレゴリー・ネイサン・ボニファスは2001年のオンエアを待たずに、30歳の若さで事故死しています。
in entertainmentriam: 1970-2000 – as Gregory Nathan Boniface

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The X-Files 8-09 Salvage 救済

T2 in X-Files

元メタルマン(T2のあの人)が、その存在を否定!?

死亡したと思われていた男、レイ・ピアスが生き返る。
彼の体は徐々に金属に変化しながら、自分の体を金属に変えた連中に復讐していく。

無敵と思われたメタルマンを止めたのは、最後にわずかに残っていた彼の人としての心だったのか…。

ところで、
「レイ・ピアスがメタルマンに変身した?そんなのは映画の中だけだろう」
とドゲットに言わせたのは誰なの!遊びすぎでしょ(笑)

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The X-Files 8-10 Badlaa バドラ

体内からえぐられたように人が殺されるという事件。

「モルダーになれない」と再び悩むスカリー。

今度は形から!?ってことなのか仕事中のデスクの上には、エイリアンのマグカップが置かれていたりする。

スカリーはなんとか発想を転換しようと四苦八苦。
チャックにも応援を頼んでみたり、インドの資料を調べてみたり。
ドゲットは奇妙な事件になるとすぐに「これはキミの専門分野だ」とスカリーに丸投げ。
本当はそっちの人間なのに、スカリーはSpookyにならなきゃいけないから大変だよね。

がんばれ、スカリー。全世界が応援してる!
でも無理しちゃだめ、人にはそれぞれ強みがあるんだから。

ところで、あのシディという怪人
チャーリーとチョコレート工場」踊ってるウンパルンパだよね(この落差!)

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The X-Files 8-11 The Gift ギフト

さすがのモルダーも、「あのモンスターに噛まれるくらいなら死んだほうがマシ」と一瞬でも思っちゃったんじゃないの?!と思ってしまった回。

いや、実際はそんなことはなくて、モルダーは優しいので自分の病気を治すことよりも、あのモンスターの苦しみを取り除いてあげたかったのです。

ドゲットは、モルダーが失踪する直前に捜査していた古い事件を見つけ、それがモルダーを見つける手がかりになるのではと感じる。

「スカリーには内緒」ということになっているので、彼女はお休みです。
代わりにスキナーが一緒にドゲットに付き合ってくれます。
さらに、今度は本物のモルダーも登場します(「8-02 Without サーチ・フォー・モルダー Part 2」の偽物じゃなくてね)。でもここでも無口。

今回、ドゲットは生き返りを経験。
これからは少しはスカリーに優しくなれるのかな?

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The X-Files 8-12 Medusa メデューサ

X-Files 地下鉄事件

ストーリーも面白いけど、それ以上にシチュエーションが気に入ったエピソード。
ローン・ガンメンとモルダーの組み合わせは過去にもあったけど、スカリーとドゲットの組み合わせは今回が初!

2人はボストンの地下鉄で起きた奇怪な死亡事件を捜査する。
現場に入るのはドゲットだけで、スカリーは中央監視室から指示を出す。
ドゲットはモルダーと違ってタフガイで、体を張っている姿が似合う。まさに肉食系男子。

草食系のモルダーとの違いはもうひとつ。
モルダーは真実を追い求めるタイプ。
一方でドゲットは、正義を求めるタイプで、罪を犯した人を罰したい気持ちが強い。

今回の敵(謎の生物)の弱点を、スカリーより早く見つけた視聴者は多いんじゃなかな〜。
さぁ、次はいよいよ本物モルダーがガッツリ登場!

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The X-Files 8-13 Per Manum 受胎

スカリー妊娠の秘話

久しぶりにモルダーとスカリーの2ショットが見られるエピソード。

スカリーとドゲットの元に現れたのは、ハスカルという男。
子どもを出産したばかりの妻が殺されたという。
しかも、彼の妻が産んだのはエイリアンの子だというのだ。

話を聞くうちに、彼の妻がたどったルートがスカリーとまったく同じであることに気づき、スカリーは自分の妊娠について不安を抱き始める

それでも、妊娠していることをドゲットに打ち明けようとしないスカリー。
その理由はエピソードのラストで明らかに──。

不満に思いつつも、ドゲットはハスカルの身元を調べ、どうやらかなり怪しい男であることを突き止める。
スキナーと協力してスカリーを救おうとするが…。

モルダーとの回想シーン

スカリーの不妊について、モルダーもスカリーもお互いに言い出せずにいた。
やがて、人工授精で妊娠が可能だと診断されたスカリーは、ドナーとしてモルダーに協力を求める。
その返事を伝えに、モルダーがスカリーのアパートを訪れるシーンは感動的。

ラストのモルダーのセリフ

Never give up on a miracle.
(奇跡を諦めるな)

…そんなことが2人の間にあったのかぁ。
でも、もしエイリアンが生まれちゃうなら? 続きが楽しみ!

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The X-Files 8-14 This Is Not Happening デッドアライブ Part1

モンタナの草原にジェレマイア

さぁ、みんな、今度はモンタナに集合だよ!

オレゴンでモルダーが拉致されたときに一緒に連れ去られたギャリー。
その友人リッチーが、やはり同じ時に連れ去られたテリッサ・ホージーを発見する。

スキナー、ドゲット、スカリーはすぐに現地へ向かうが、その後ギャリーは遺体で発見される。

モルダーが同じように現れるのではないかという恐怖を抱え、スカリーはギャリーの検死を行う。涙をこらえながら。

モニカ・レイエス登場

ここで初登場のモニカ・レイエス。
儀式や霊能力に詳しく、FBI内ではモルダー同様ちょっと浮いた存在らしい。

今回の事件も、UFOカルト集団が関係しているのではと説を唱え、スカリーをイラッとさせる。
スカリーは”懐疑的”なので、すぐには人を信用しない。
当然、モニカのこともまだ受け入れていない。

そんな中、FBIがそれらしき集団を発見。
強制捜査の先にいたのは、あのテリッサ・ホージー。しかも瀕死だったはずがピンピンしている。

スカリーはその場にジェレマイア・スミスがいたことに気づき、モルダーの行方を聞き出そうとする。

その矢先、FBIの捜索チームが森の中でモルダーを発見。
瀕死のモルダーを救えるのはジェレマイア・スミスしかいない。

スカリーは急いで彼のもとへ引き返すが、すでにジェレマイアは巨大なUFOとともに姿を消していた。

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The X-Files 8-15 Deadalive デッドアライブ Part2

モルダー復活

モルダーの葬儀の3ヶ月後
スカリーも少し落ち着いた様子で産休目前。

モルダー捜索のために配属されたドゲットには、無事任務達成のご褒美として栄転の話が来るが、彼は渋い反応。

そんな中、ビリー・マイルズが海上で腐乱死体となって発見される
現地で検死中、死体のはずのビリーが…

ビリーがまさかの復活

生き返ったビリーをヒントに、夜中にドゲットを叩き起こして、墓泥棒に変身するスキナー。
墓掘りに反対したドゲットは、後でスカリーに非難される。
カワイソーだけど、お墓の掘り起こしはX-Filesの”基本中のキ”だから諦めてくれ。

モルダーがいないぶん、キャラ全員がモルダー役を分担しなきゃいけない。
スカリーがモルダーパートをこなしている時は、
ドゲットがスカリー役に回る…みんな大変だぁねぇ。
だから、ちょっとモルダーっぽいモニカが投入されたのかな?

ここにアレックス(スキナーはいつも彼をそう呼ぶ)登場。
「モルダーを助けたければ、スカリーに赤ん坊を産ませるな」
と脅す。
さもなければスキナーはアレックスの例のリモコンで殺されちゃう。
どうするスキナー!

それにしても、スキナーもドゲットもスカリーに優しい。
スカリーの知らないところで、それぞれ体を張ってがんばってるのだ。

何も知らずに、モルダーを生き返らせることだけに必死になるスカリー。
そんなあなただから、みんなに愛されるのね。

モルダー復活

モルダーが目を覚ましたときのスカリーとの会話が、また良いんだな〜。
あんな状態でジョークを言うやつはモルダーしかいない!
…って思うところだけど、南極でのスカリーもそうだったね。まったくふたりとも(笑)

病室のドアを開けたドゲットだったけど、スカリーのあの顔を見たら、立ち去るしかないよね。
スキナーが病室の鍵をかけた時は蹴破ってたくせに。

カーシュが言う通り、「X-Filesは定員オーバー」。
さて、これからどうなることやら。

撮影の裏側

瀕死の状態から目覚めたときの第一声をジョークにする、っていうのは脚本家あるあるらしい。さがなんでしょうね。

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The X-Files 8-16 Three Words パスワード

miss Molly

X-Files課総動員でがんばったけれど、モルダーの魚(ペット)を守りきれませんでした。
スカリーに付き添われて自宅に戻ったモルダーは、水槽を見て

「モリーがいない」とつぶやく…。

…じゃなくて、ホワイトハウスで侵入者事件が起こってたんだっけ。
ソルトという男が、データの入ったディスクを「大統領に渡せ」と言って命を落とす。

モルダー懐かしの面々と再会

回復したモルダーは、脳の病気もすっかり良くなっていた。
不思議すぎるがめでたい。
でも何か別の存在に変わっているかもしれない。ビリー・マイルズのように。

スカリーのアパートでは、懐かしのローン・ガンメンと再会。
フロヒキーが長めのハグで迎え、モルダーが「メルビン」とファーストネームで呼ぶあたり、エモい。

モルダーとドゲット対面

初対面から攻撃的なモルダーに、面食らうドゲット。
ちょっとかわいそうだけど、守りが甘いのは否めない。
カーシュには都合が良くても、X-Filesの足を引っ張ってるのは事実かも。

ソルトが渡したデータは、エイリアンが地球人と入れ替わるための「ターゲットネームリスト」だった。
モルダーは真相を探るべく、当局のシステムへ侵入を試みる。もちろんローン・ガンメンのサポート付き。
わーい、久しぶりの侵入楽しいぞ〜。

ケータイの進化

個人的に注目しているケータイの進化。ここで初めて、モルダーからスカリーにショートメッセージが。”WHERE IS EVERYBODY ? COME ON DOWN THERE. MULDER”
…と、まだ大文字しか使えない。写メが使えてたら、どうなっていたんだろう?とかなり思う。

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The X-Files 8-17 Empedocles 秘密

モルダーからスカリーへプレゼント

モニカは、モルダーから見ても変わっているみたい?

邦題は「秘密」だけど、原題の“Empedocles”は古代ギリシャの自然哲学者の名前。
火・水・土・空気という4つの要素がすべての物質を構成するという説を唱えていた人らしい。
このエピソードもまた、さまざまな“要素”が交錯する。

モニカは、ドゲットの息子の事件を解明しようと、ひとりであれこれ思いを巡らせる。
彼女はモルダー超えの変人さと、スカリーの強さの一部を併せ持つキャラ。

ドゲットは、いまだにX-Filesの世界を受け入れられずにいる。
ドゲット君、あともう一歩。その一線を越えてしまえば、きっとラクになるよ。

モルダーの「悪は病気」説は、かなり的を射てる気がする。

今は正式なチームではないけれど、モニカも入れると4人でX-Files。
でも、すべてがうまく回るのはスカリーがいるから。
みんな、スカリーの言葉なら納得する。まさにスカリーを通じて繋がっている状態。

ママと大きな子どもたち

そんなわけで、モルダーもドゲットも、やたらと入院中のスカリーに会いにくる。
2人ともスカリーに甘えちゃってさ…もうすっかりママって感じ。
お腹の子もまだ生まれてないのに、大きな子どもが2人も(笑)

苦悩するドゲットに対して、久しぶりにラブラブモードなモルスカ。
“ピザの配達人”をネタに、夫婦漫才を繰り広げる(笑)

モルダーがスカリーに贈ったプレゼントは、モルママの形見の人形。
(スカリーは喜んでたけど、ちょっと怖い感じの人形だったよね…)

でもモルダーがいなかった間に、人形以上に大切なものをスカリーは彼からもらっていたことを自覚している。
それは「信じる勇気」。
そして今、彼女はそれをドゲットにも伝えようとしている。

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The X-Files 8-18 Vienen 到来

モルダー、ドゲット、ブラックオイルと戦う

ブラックオイルと共に去りぬ!?

スカリーが身重で動けないので、今回はドゲットが奮闘します。

久しぶりのブラックオイル。
4-08 Tunguska ツングースカ Part1」以来の登場?

X-Files課は定員オーバー状態。
といっても、勝手に割り込んでるだけの人がいるんだけどね。
“その人”は、今回も正式メンバーのドゲットに嫌がられながらも現場に登場。

もちろん”その人”の名はモルダー。
でも、最後には全部引き受けてくれたんだね。

事件は解決。
そして、モルダーからドゲットへの引き継ぎも完了。
次に2人が会うのはいつかな。

デイヴィッド・ドゥカヴニーの出演日数が限られていたこともあり、かなり工夫して全エピソードが撮られたというシーズン8。
なんだかんだ言っても、やっぱりモルダーがいないとねぇ。

さよならモルダー。
FBIを辞めても、また来てね。

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The X-Files 8-19 Alone 孤立

FBIを辞めた元捜査官と、産休に入った捜査官の2人が大活躍の話。

X-Filesの部屋で私物をまとめるスカリー。
手に取る1つ1つが懐かしの品。

そこへドゲットがやってきて、スカリーを見送る。
スカリーは感謝の気持ちを込めて、ドゲットにメダルを手渡す。
4-17 Tempus Fugit MAX Part1」で、忘れられない誕生日にモルダーからもらったあのメダルを。

「産休が終わったら、またここに戻ってくるんだろ」
というドゲットの問いかけに、無言の笑顔で答えるスカリー。
その意味は…?

寂しさ満タンのドゲットの前に現れたのは、X-Filesマニアの経理部出身・ハリソン嬢。
現場ド素人の彼女を連れて、事件の捜査に向かう。

一方、自宅に戻ったスカリーの元にはモルダーがやってきて、休暇の準備を手伝ったり。

でもドゲットが行方不明になったという知らせを受けて、スカリーは検死を手伝いに。
もれなくモルダーもおなじみのVisitor名札を下げてFBIへ。

ドゲットを心配するスキナー、スキナーを心配するスカリー、スカリーを心配するモルダー、というサイクルプレイが発生。

なんとかスカリーを休ませたいモルダーは、スキナーのいる現場へ自ら向かう。

さて、最後にあのメダルを手にしたのは…?

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The X-Files 8-20 Essence 誕生 Part1

ベビーシャワー

スカリーの子を守れ。

ベイビーシャワーの穏やかで幸せなシーンからスタートするけど、恐ろしい結末に向かっていくスリル満点のエピソード。

ビリー・マイルズの脅威

スカリーの元主治医とその仲間が、ビリー・マイルズによって次々と殺害される。
モルダーとドゲットは、スカリーの胎児に関係あるであろう遺伝学会の存在を探る。

そしてビリーはスカリーを狙いに来る。
モルダーはスカリーを避難させようと、彼女のアパートに迎えに行く。
ビリーに捕まりそうになったところに、クライチェクが現れる。

スカリーの子が狙われる理由

クライチェクによれば、地球人と入れ替わったエイリアンたちは、侵略を進めるうえで、スカリーの子供を脅威とみなしているらしい。
彼らは、スカリーの子がハイブリットではなく完璧なヒトであり、自分たちよりも優れた存在になる可能性があると恐れているという。

そのために、排除しようとやっ気になっているらしい。

スカリーを安全な場所で出産させるために、男たちは団結する。
モルダー、スキナー、ドゲット、そしてちゃっかりクライチェクまで参戦。
情報だけもらって使い捨てたかったのに…ビリーが迫ってきた今、猫の手も借りたい状況なので、やむなし。

モルダーとスキナーが、ビリー対応をしている間に、ドゲットはモニカを呼び出し、スカリーを避難させる手配を進める。

しかし、ビリーをはじめとする“ヒューマン・リプレイスメント”(代替人類)たちは、すでに周囲にあふれている。
少しの油断もできない状況。

果たして、スカリーの子は無事に生まれてくることができるのか──!?

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The X-Files 8-21 Existence 誕生 Part2

産みます。

モニカはスカリーを人里離れた村へ連れて行き、無事に出産させようと奮闘。その間、残ったメンバーはスカリーの居場所に敵が近づかないよう必死に防戦するも、スカリーの身には危険が迫る。

そして、とうとうスキナーがやりますよ!

出産のため安全な場所へ

ドライブしながら隠れ家に向かう途中、スカリーの出産に1人で立ち会わなきゃいけないモニカは緊張を隠せない。

「初めてだから不安だわ」というモニカに
「私だって産むの初めてだから」とスカリー。

全く気休めになっていないような気もするけど。でも大丈夫、スカリーだってフロリダで助産婦体験してるし、なんとかなるよ。それよりビリー対策の方がよっぽど心配。

スカリーが連れてこられた場所は、ドゲットの生まれ故郷。なんかウェスタン村みたいなところ。ウィリアムはドゲットと同じところで生まれるのね。

しかし、陣痛が始まるとリプレイスメントたちが次々と集結。撃ち殺したはずのビリーも再び現れます。スカリーは力みながら叫ぶ――

「誰にも渡さない!この子は私の子なのーーーー!」と。

その言葉が効いたのか、なぜか彼らは静かに見守り続け、ウィリアム誕生とともにどこかへ去っていきました。理由は謎のまま。

ウィリアム誕生

つかの間の安らぎ

迎えに来たモルダーとともに病院経由で家にたどり着いたスカリーとウィリアム。モルスカはウィリアムを挟んで仲良く見つめ合い「真実」という名のキスを交わす。

めでたしめでたし。

さて、冒頭の「スキナーがとうとうやったこと」とは?
それは、モルダーを撃とうとしたクライチェクをスキナーがバキューン!これで、あの地獄のリモコン操作からようやく解放されたのでした。

撮影の裏側

ラストのキスシーンは、ジリアンとデイヴィッドがこのシーズン最後に撮影したシーン。カメラがフェードアウトしカットがかかった後も、二人は部屋に残り、5分間泣きながら抱き合って別れを惜しんでいたそう。でも、キスシーンの前は高校生のようにはしゃいでいたとか。なんとも二人らしいエピソード。

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X-Files 視聴方法

配信で観る

S1〜11
劇場版1:ザ・ムービー
劇場版2:真実を求めて
紹介している作品は、2025年11月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、最新の状況は公式サイトでご確認ください。

ディスク版で特典を観る

特典ディスクの魅力的な内容は、こちらで詳しく紹介しています。

X-Files関連グッズ紹介

観るだけじゃ物足りない方に向けて、おすすめグッズもまとめました。

ほかにも、実際に私が使っているXF関連モノや、ちょっと気になるアイテムを楽天ROOMにまとめているので、ぜひご覧ください。

おわりに

X-Files シーズン8の感想

モルダーがいなくなった淋しさを、ドゲットで補完…は、さすがに無理。
でも、メンバーチェンジがあったおかげで、初期の頃のような怖い系エピソードも復活して、“らしさ”を楽しめたシーズンでした。

一方で、モルダーを探し求めるスカリーの悲しみで覆い尽くされたような、重たいエピソードが多かったのも事実。

次は、当時の最終シーズンとされていたシーズン9。
“あの男”も、”この男”も──いろんな人が帰ってくるぞ!

次のシーズンはこちら

次シーズンへ。引き続き、ゆるっと進めていきますので、よろしければお付き合いくださいませ。

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X-Files全11シーズン(218話)のレビュー記事はこちらからどうぞ。

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