住宅もひとり1件の時代? 家に住むのではなく家を着る未来

その昔、ガラケーっていうのがありました。手のひらサイズではあるけど、形は家電の子機みたいな風貌。もちろん便利な道具に間違いはないのだけど、発売された当時

これじゃないんだよなー

って思いませんでしたか?
そう思ったあなたはこの話わかってもらえるかも。

イーロン・マスクが1万ドルのテクノロジー住宅を出してきた

イーロン・マスク氏、いろいろと話題にあがる人物ですね。ニコラ・テスラを尊敬しているっていうのもイイ。今後の活動を楽しみにしている人のひとりです。

革新的な特徴を備えた未来志向住宅の主な特徴とは?

  • 折りたたみシステムを採用し、37平方メートルの住宅を効率的に展開可能
  • 高性能な真空断熱層により、一般住宅と比べて90%のエネルギー削減を実現し、最高レベルの防火安全規格を達成
  • 設置プロセスの自動化により、60分以内に空間全体を展開
  • スマートフォンアプリを通じてすべての機能を調整可能
  • 再生可能エネルギーシステムを採用し、屋根には新世代の透明ソーラーパネルを装備
  • 最新のテクノロジーを備えた居室の配置で生活空間全体スマート化

ワクワクする家ですね。コンパクトで低価格。
ポータブルなので、普及すれば引っ越しの際に物件を選ぶのではなくスペースを探すだけになり、パッキングとか不要になるな〜なんて。引越し業者さんも家ごと運ぶので、荷物積載の細かい見積もりが不要になる。賃貸業の不動産屋さんや物件管理業務も建物のメンテナンスはいらなくなるよね。

日本だと災害時に利用できたら避難生活も相当改善されそう。その反面、普段遣いには “折りたたみ” な構造が弱点になるかも。防火安全規格は達成しているけど、耐震については言及されていいないところをみると、強振度に耐えられないかも?

でも待っているのはこれじゃない

これまで時代の流れとともに、いろんなものがパーソナライズされてきましたね。テレビ、電話、車、などなど。テレビなんて、地域で一台が一家に一台になり一人一台になったかと思ったら、今や絶滅の危機。

住居もそんな風に一人一部屋から一人一件になって、そのうち・・・。

マスク氏のテクノロジー住宅はめちゃめちゃ魅力的だと思うのだけど、ガラケーが出たときのあの “これじゃない感” がある。ブラックベリーでもまだだった。iPhoneが出て、ようやく来たかっていう感覚になった。あの感じ。

何を待っているのか?

家ではなく個人空間。常に快適空間を身にまとっていたい。ポータブルじゃなくてウェアラブルの家(というか空間)

ひとり1スペース(空間)

イメージは以下の通り。

  • 個人が立った状態と寝転んだ状態で余裕を持ってスノーエンジェルができる空間である
  • その空間には他人が容易に侵入できないシールドがある
  • シールドはON/OFFが可能で、ONの時には目隠し機能がある
  • 空間内は個人ごとの快適な温度と湿度を保つ機能がある

なんて、妄想するのも楽しいものです(笑)

さいごに

iPhoneが出たとき、やっと来たかという感覚ではあったけれど、ジャイロセンサーで画面が本体の向きに合わせて回転したのには驚きと感動があった。
だから未来の住宅もきっとわたしの妄想を超えてくるはず。

多少の浮き沈みはあるけれど、世の中はどんどんよくなっている。

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