「Audibleって結局、何から聴けばいいの?」
そんな迷えるあなたに向けて、Audible歴9年の筆者が本当に良かったと思えた作品だけをジャンル別に厳選紹介します。本はやっぱり文字で読みたい派の人ももちろんおすすめできる作品です。
Audibleの選ぶ前にまずはここをチェック!
小説・文学系のおすすめ 8選
物語好きなら外せない、心を揺さぶる名作や会話が秀逸な本たち。
墨のゆらめき
【オーディオファースト作品】直木賞作家・三浦しをんによるAmazon オーディブル書き下ろし小説。
小さなホテルで働く主人公・続力(つづき ちから)は、とある依頼で町の書道教室を訪れることに。そこで出会ったのは、複雑な過去を抱えながらも、見事な筆さばきを見せる書道家・遠田薫(とおだ かおる)。
不思議な縁で始まったのは、ふたりで手紙を“代筆する”という少し変わった仕事だった――。
三浦しをん作品はAudibleが少ないので貴重。
🎧 Audibleで聴く
📘 書籍を読む
📖 Kindleで読む
贖罪の奏鳴曲
弁護士の御子柴礼司は、ある夜、記者の遺体を遺棄する。しかし、警察が遺体を調べるうちに御子柴へと捜査の手が伸び、事情聴取を受けることになる。だがその時刻、御子柴は法廷にいたという揺るぎないアリバイがあった――。
御子柴シリーズの1作目。
登場人物たちの存在自体が伏線になっていてシリーズを貫通しているのがだんだん見えてくる面白さ。
🎧 Audibleで聴く
📘 書籍を読む
📖 Kindleで読む
誰か―Somebody
菜穂子との結婚を条件に、財界の大物である義父・今多コンツェルン会長の今多嘉親の指示で、コンツェルンの広報室に勤務することになった杉村三郎。そんなある日、義父の運転手だった梶田信夫が、自転車にはねられて命を落とす。葬儀からしばらく経った頃、三郎は梶田の娘たちから相談を受けることに。
父親についての本を作りたいという姉妹の願いに心を動かされ、三郎は梶田の平凡に見える人生を辿り始める。だが、その先には思いがけない真実が待っていた――。
杉村三郎シリーズの第一作。探偵になっていく過程もおもしろいし、登場人物にリアリティがあって入り込める。
🎧 Audibleで聴く
📘 書籍を読む
📖 Kindleなし
空白を満たしなさい(上・下)
ある晩、職場の会議室で目を覚ました土屋徹生は、帰宅した際、妻から「あなたは3年前に亡くなったはず」と告げられる。死因は「自殺」とされ、家族はその出来事に深い心の傷を負っていた。しかし、息子の誕生や仕事の順調さを考えると、自ら命を絶つ理由が思い当たらない徹生は、自分が何者かに殺されたのではないかと疑い始める。そして、徐々に浮かび上がる犯人の記憶――。
「分人」という世界観は、誰もが感じている現象に名前がつけられたという感じなので、それ自体を受け入れられる人は多いと思います。食わず嫌いにならずに、ぜひトライしてみてほしい。
🎧 Audibleで聴く
📘 書籍を読む
📖 Kindleで読む
つぶやきのクリーム The cream of the notes
森に住む作家、森博嗣さんが書いたエッセイシリーズの第1弾。
ご本人は「何冊目から読んでも構わない」と仰っている。順番通り読むのももちろんOK。1冊目を紹介しながらこんな事を言うのはなんですが、個人的には最新のものから読み始めるのがおすすめ。理由は、テーマによっては今の時世に近い方がわかりやすいかなと思うので。
大好きシリーズ。森博嗣さんは、小説よりこちらのほうが断然おすすめ。←めっちゃ個人の感想です(笑)
🎧 Audibleで聴く
📘 書籍を読む
📖 Kindleで読む
誰かが私を殺した
東野圭吾、初のオーディブル作品は完全オリジナル。
亡き夫の月命日、墓前で手を合わせていた私は、突然背後から撃たれ、気がつくと魂だけがこの世に残っていた。警視庁の加賀恭一郎警部と女性刑事・新澤が事件を追う様子を、私は見守ることになる。
国重ホールディングスの「女帝」として、仕事も家庭も完璧にこなしてきたつもりだったが、敵も多かった。
誰かが私に恨みを抱き、命を奪ったのかもしれない。
やがて加賀が地道な捜査で真相に近づいていく。その先に待っていたのは、私自身も予想しなかった結末だった。
東野圭吾作品のAudibleは貴重です。しかもナレーター陣が豪華。必聴です!
未来
「こんにちは、章子。私は30歳になった、20年後のあなたです。この手紙をイタズラだと思うかもしれないけれど、本当に未来から送っています」
ある日、少女のもとに届いたのは、未来の自分からの手紙だった──。
家でも学校でも居場所を見つけられず、追い詰められた子どもたち。その先に待つ未来とは?
デビュー作『告白』から10年、著者が新たに描く渾身の物語。
🎧 Audibleで聴く
📘 書籍を読む
📖 Kindleで読む
夢をかなえるゾウ
どうしようもない僕の前に、突然ゾウの神様「ガネーシャ」が現れた。関西弁で話し、甘いものに目がない食いしん坊。なのに、ニュートンや孔子、ナポレオン、さらにはビル・ゲイツまで、歴史上の偉人たちは全部自分が育てたと豪語する。
でもガネーシャのアドバイスは「靴を磨く」とか「募金する」とか、やけに地味なものばかり。こんなことで本当に僕の夢は叶うのだろうか?
ガネーシャシリーズ第1弾。笑って泣けて…おまけに夢がかなっちゃう!
🎧 Audibleで聴く
📘 書籍を読む
📖 Kindleで読む
おわりに
今後も、いろいろなジャンルの作品を紹介していきますので、ここまでで、ピンとくるものがなかったな〜というあなたも、次回はハマる作品に出会えると思います!
できるだけ聴き放題対象の作品から、書籍ジャンルだけでなく、ナレーター別おすすめも追加予定です。
Audibleは、読むのが苦手な人だけじゃなく、目を酷使する現代人にもありがたい存在。眼精疲労の回復時に利用した記事もありますので、よかったら読んでみてください。