名の知れているところは何処も混んでいる。
しかし!
そうじゃない場所は絶対にあるはずだ、と信じてやまない私の念が届いたのか、素敵な場所に出会いました。
信州・小布施ってどんなところ?

長野県の北東部に位置する小布施(おぶせ)町は、人口1万人ほどの小さな町ながら、年間100万人以上が訪れる人気の観光地です。江戸時代の町並みが美しく保存され、文化と自然が調和した情緒ある風景が広がります。
特に有名なのが「栗の町」としての顔。質の高い小布施栗を使ったスイーツや和菓子は、全国のグルメファンからも高い評価を受けています。また、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎が晩年を過ごした町としても知られ、北斎ゆかりのスポットも点在しています。
小布施へのアクセスは「気軽」で「選択肢が多い」

アクセスは非常に便利で、東京からは北陸新幹線で長野駅まで約1時間30分、そこから長野電鉄に乗り換えて小布施駅までは約30分です。車なら上信越自動車道「小布施スマートIC」からわずか5分で町の中心部に到着します。
あなたの旅のスタイルに合わせて、ぴったりのアクセス方法を選んでください。
電車でのアクセス(東京・関東方面)
長野電鉄の「特急スノーモンキー」は観光客に人気で、座席も快適です。小布施駅は観光エリアの中心に位置し、徒歩での町歩きに最適。
車でのアクセス(マイカー・レンタカー)
町内に無料・有料駐車場が点在しており、中心地へのアクセスも便利。観光案内所では「パーク&ウォーク」情報も提供されています。
高速バスでのアクセス(安く行きたいならおすすめ!)
東京(新宿または池袋)から
名古屋・関西方面から
長野駅到着後は、長野電鉄に乗り換えて小布施駅まで約30分
高速バスは早朝発・夜行便もあるため、旅のスタイルに合わせて選べます。宿泊せずに「夜行バス+日帰り観光」も可能!
高速バスに乗ってみた

などがあり、快適でした。
道中、サービスエリアで約10分ほどの休憩が2回あるため、トイレに行ったり、ちょっとした買い物を楽しんだりできます。ずっと座っているのが苦手な方でも、このタイミングで軽く体を動かせるので安心です。
小布施旅のさまざまな魅力

小布施観光は「歩いて巡る」が正解!
小布施の魅力は、コンパクトな町の中に歴史・文化・自然・美食がぎゅっと詰まっていること。
徒歩15〜20分圏内に主要スポットがまとまっており、町歩きスタイルでの観光にぴったり。
道沿いにはカフェやギャラリーも多く、ふらりと立ち寄る楽しみも豊富です。
お花見と散策が楽しい

今回の旅のメインはお花見!
ということで、満開の桜を愛でつつ、初めての小布施町歩きを楽しんできました。
まず、駅前広場に素敵な花壇があり、華やかに出迎えてくれます。

駅舎の並びに総合案内所があり、各種パンフレットが置かれていたので、その中からガイドマップをもらって歩き始めました。
町のあちらこちらに桜が盛々と咲いています。なんてきれいなんだ!
もう一つのお目当ては季節のパフェ

行列ができていたら諦めようと向かった先は、「カフェ&マルシェ イチニイ」です。
“ichinii…パフェ”という月替りのメニューがあり、一期一会のパフェを味わうことができるのです。
今回は卯月パフェをいただきました。
パフェもコーヒーも美味しかったし、お店の落ち着いた雰囲気も素敵でした。また行きたいな♪
特急2000系D編成の展示

思いがけず、引退した長電の列車を間近で見ることができました。
このりんごのようにかわいらしい顔をした電車に会いに、線路の上を歩くのも楽しいですよ。
2000系D編成を見ることができるのは、小布施駅の構内です。ぜひ、駅内に入ってみてください。
地元の名産もいろいろ

お土産には、やっぱり定番の栗かの子かなぁとも思いながら散策中「手作りジャムとヨーグルトの店 マロナップル」という変わった名前のお店を発見。
なんだか店名に惹かれてご当地ジャムを買ってきました。
夜桜見物もできちゃう

昼間、小布施の桜も堪能しましたが、夜は少し足を延ばして臥竜公園へ。
ライトアップされた夜桜を見てきました。
こちらも見事な咲きっぷりで没入できました。圧巻だったな〜。
まとめ
小布施町は、長野県北部に位置する小さな町ながら、歴史・自然・アート・グルメと多彩な魅力がギュッと詰まった観光地です。江戸の風情が残る町並みを歩きながら、季節ごとに変化する風景に癒される。そんな贅沢な旅が、東京から日帰りでも楽しめます。
特に、栗スイーツの名店巡りや、北斎館・岩松院といった歴史あるスポットの散策は、小布施旅の醍醐味。さらに、町家風カフェや地元グルメも充実していて、どの世代にも楽しめるのが魅力です。
また、春は桜、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の自然も見逃せません。日帰りでも十分楽しめますが、趣ある宿に泊まってゆっくり過ごせば、小布施の奥深い魅力にきっと気づくはず。
信州エリアへの旅行を考えているなら、旅のルートにぜひ組み込んでみてください。美味しさと癒し、歴史とアートが交差する町・小布施が、あなたの旅を豊かにしてくれるはずです。
さいごに
人混みが苦手で観光地巡りは及び腰でしたが、人も少なく快適で行ってみてよかったです。9割方日本人観光客で、聞こえてくる言葉のほとんどが日本語でした。
またしても奇跡発動
今回は、2泊3日の行程でしたが、高速バスを使ったので1日目と3日目はほぼ移動のみ。
両日とも雨模様の天気でしたが、メインの中日はご機嫌なお花見日和となりました。
ありがとう、太陽!
しかも
「日本列島各地で桜が開花していく中、小布施周辺だけが取り残されてなかなか開花しなかった」
と地元民が話していたのを聞いて、私が行くのを待っていてくれたんだなと。
ありがとう、桜!