もう物欲に支配されない 無駄遣いを減らす暮らしのヒント【日用品費】


ミニマリスト界隈が賑わい始めてから10年ほど経った今、ミニマリストを目指していなくても、おそらく世のみなさまも多くが以下のレベルに達しているのではないかと推測します。

  • 使っていないものを見つける
  • 3つの箱(「捨てる」「寄付する」「保管する」)に分類
  • 思い出の品は写真に撮る
  • 定期的に見直す

確かに片付いた、でも・・・

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前出のステップを終えていると以前よりは格段によい!
とはいえ、なんかリバウンド気味なのは気のせいなのか? いや違う、微増してるっていう人いるんじゃないでしょうか。

ワタシでした(笑)

なんでしょうねー、断捨離してクローゼットとか引き出しに隙間ができると埋めたくなるのが人間の性なんでしょうか。でも、そうするとお財布に隙間ができちゃうんで、この習性をなんとかしたいんですよねー。
隙間の方を物理的に葬り去ればよいのだけど、処分できるタンスとか引き出しはなんとかできたとしても、家に作り付けの収納はそうもいかないのでね。

さてと、どうしたものか。

無駄遣い疑惑を解明

これは気を引き締めていくしかないでしょう!なんてふんわりした気合でなんとかなるなら、とっくに良くなっている。本物のサンタクロースでもいない限り、勝手に物は増えません。自分が原因です。ということで、現実と向き合うべく棚卸しをしました。

棚卸しだけでは断捨離ステップと同じになってしまうので、もう一歩踏み込みます。

今あるモノを使い切れているのかい?

自分は、どんなものをどれくらいの頻度でどれくらいの期間使っているかを知っておかねば始まらぬ。
ヒトは自分が取った行動を正当化したい生き物なので、ちゃんと使えてる!って思いがちなんだとか。

持ち物の洗い出し方法

これは、ネットショップやアプリのお陰で簡単ですね。

  • 店舗ごとの購入履歴から、購入日、商品、価格を表計算ソフトに入力する
  • 商品ごとの使用頻度を決める
  • 購入日から現在までの日数を計算する
  • 使用頻度と日数を掛け合わせて1日あたりの料金を算出

毎日使うものの場合

たとえば、昨年購入したシルクパジャマだとこんな感じです。

購入価格32,710円
使用頻度毎日
使用日数177日
1日あたりの使用料185円

わたしにとってあの着心地と寝心地を考えると185円は高くない。そして、今後も使い続けるので1日あたりの金額は日に日に安くなっていきます。

季節限定のものはどうするの?

たとえば、毎年冬になると使う小型のヒーター。冬場は毎日使うけれど、オフシーズンがあるのでそれを考慮して計算します。

購入価格4,079円
使用頻度冬季のみ(仮に年間78日とする)
使用日数1,089日
1日あたりの使用料17円

物によっては稼働するためのエネルギーを必要としたり、場所を取って家賃的なものが発生しますが、そこまで入れると大変なので本体の価格と使用日数のみ(1日の頻度は無視)で算出しています。

無駄にしてしまったものが見えてきた

やり始めたら面白くて、予想外に何年分も履歴を追ってました(笑)。
総数 174個 (すでに処分したものを除いた数)
おかげでいろいろ見えてきた。

優秀だったものたち

家電、道具類でした。

  • 購入時の出費が多め
  • 処分するときに有料になりがち
  • 事前調査を念入りに行っている

このあたりが理由で、購入に慎重な姿勢が見られます。

最優秀賞は、OXO ワイパースクィージーでした。我が家では2代目となります。先代がボロボロになり再度購入するほどのお気に入りとあって、現在の1日あたりの費用は1円を切っています。

失敗しがちなものたち

これは衣料品でした。

  • 試着無しでポチる
  • 比較的安価で買えてしまう
  • 処分が簡単
  • 長期のお試しができない

などなど、反省点がいっぱい。

洋服を着倒すのはなかなか難易度高め。いいと思って買ったのに実際に着始めたらなんか着心地よくなかった……なんてあるある。

1つ言えることは、低コストだからと言ってテキトーに買ってはダメってこと。電化製品を買うときくらいちゃんと調べれば無駄は減らせるんだろうな。
処分した服を思い返して、なぜ捨てたのかという理由を明確にしたら買っちゃいけない服が見えてきたから。
自分は、〇〇な素材がだめなんだなとか、XXな形だと着なくなっちゃうんだなとか、そういったルールをいくつか持っておくだけで買わない選択ができるんだなと。

わたしの場合、帯電体質なのか冬場はとにかくバチバチしがち。なので、冬だったら静電気防止加工がされている服を選ぶとか、重ね着するときに静電気が起こりにくい素材の組み合わせを知っておくとか。

静電気が発生しにくい組み合わせ
出典:スーツのP.S.FA公式通販

とにかく、おしゃれとかセンスとかスタイルアップとか言う前に、すぐに捨てない服を買え!と自分にわからせないとな(笑)

対策としては

  • 保有しているモノたちを洗い出してみよう(購入日、価格)
  • どれくらいの頻度で使っているか考えてみよう
  • 使用頻度 x 期間 に見合う価格かどうか見極めて次の買い物に活かそう

持ち物の使用頻度を知ると

  • 捨てるときの罪悪感がなくなる
    なにかの事情で処分することになったとしても、1日当たりの使用料がわかると「よくがんばってくれたね」という感謝とともにお別れすることができる。
  • どれくらいのスパンで使い切っているかが見える
    道具類は壊れるまで使い切っているか、洋服は消費サイクルに見合った金額で購入しているか、など。
  • 無駄買いが減る
    買ってもすぐに捨ててしまったり、あまり使っていなものが明確になり、買わなくて良いものや、買わないほうがいいものがわかる。

さいごに

物価上昇が激しい今、これまでのように「いらなかったら捨てて、必要になったら買い直す」というサイクルが簡単ではなくなるんじゃないなー。
なので、早いうちに見直しておくのが吉。稼ぐ力がバグってる人は別だけど。
これから先の人生で一番若い今、ぜひチャレンジしてみてください。将来年老いた自分に「あのときやっておけばよかった」と言わせないように。ちょっと始めてみれば、意外にハマると思うので。

毎日使っている掃除機が、1日7円なんだーとかわかるとありがたいものですね。

みんなで、楽しく楽に暮らしましょう!

あなたにすべての良きことが雪崩のように起きますように

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