X-Files シーズン 2 全エピソードレビュー【XFマラソン】

The X-Files シーズン2

The X-Files Season 2 全25話

1994/09/16~1995/05/19 (USA)

シーズン1の衝撃のラストから、どんな展開を見せるのか。

前回までのおさらいはこちらから

The X-Files 2-01 Little Green Men リトルグリーンマン

スカリー、モルダーのログインパスワードを推測

スカリー、モルダーのログインパスワードを推測。
そしてスキナーが、あのCSMに初めて歯向かう!

X-Files課は閉鎖され、2人はそれぞれ別の部署へ。やる気をなくしたモルダーをスカリーが励ます。
“Don’t give up.”

でも、全員に見放されたわけではなかった。ある上院議員がモルダーに極秘情報をプレゼント。
1977年、NASAが宇宙に向けて送ったメッセージに対し、まさかの“返事”が。プエルトリコの施設で通信が傍受され、モルダーが調査に乗り出す。

一方、スカリーは、黙って出かけて行っちゃったモルダーを心配して探す。監視の目をくらますためのファインプレーが見られます。

途中、スカリーがモルダーのパスワードを推測。

SPOOKY?サマンサ?
いやいや、正解は “TRUSTNO1” でしょ。

ブレないモルダー。
(ディープ・スロートに生きててほしかったよぉ…涙)

エピソードラストのやり取りも沁みる。

You still have nothing.
(あなたにはまだ何もないわ)

I still have work. I still have you. I still have myself.
(いや、僕には仕事がある。君がいる。そして、自分自身も)

ミソロジー・陰謀

The X-Files 2-02 The Host 宿主

下水道

みんな大好き(?)ウズムシくん、爆誕。
そして、新たな情報提供者らしき謎の男(Mr. X?)も初登場。

モルダーやさぐれる

X-Files課が閉鎖された今、転属先で盗聴任務にうんざりのモルダー。
すっかり荒んでたところへ、スキナーから「新しい事件だ」との指令が。

現場に行ってみると――ただの殺人事件。
「ただの」なんて言っちゃうから、スカリーに叱られます。はい。

でも実はこれ、超がつくほどX-Files案件。スキナーがわかっていてモルダーに振ったなら、GJすぎる!

ウズムシくん登場

排水処理場で発見された死体に謎の寄生体が…。
そう、みんなのトラウマ、ウズムシくんです。

気味悪い・ぬめってる・しぶとい・人間サイズ。
全部乗せのグロ&B級モンスター。

不気味すぎなのよ…。

ウズムシくんの中の人は、ダリン・モーガン(脚本家G.モーガンの弟)。
後に名エピソードを書きまくる伝説の人物ですね。

X-Files復活のために

スカリーとモルダーは、職務外でも何かと連携しながら事件を追う。と同時に昔を懐かしんだり。
この事件をしくじったら、X-Filesの再開はない。
つまり、モルダーにとっての正念場。

ここで現れるのが、謎の黒人男性。

“You have a friend at the FBI.”
(FBIにも君の味方はいるぞ、モルダー君)

彼こそが、新たな情報提供者「Mr. X」!

UFO・UMA

The X-Files 2-03 Blood 血液

スカリー不在の理由

農業をメイン産業としている小さな町で短期間に大量の殺人事件が発生。
原因は、新しい農薬?

モルダー歓迎される

モルダーが現場につくと、地元の警官がものすごく感謝してくれる。
小さな田舎町には、荷が重すぎる事件でにお手上げだったようだ。

スカリー不在の理由は…

ジリアン妊娠中のためか、今回はスカリーの出番控えめ。代打、ローン・ガンメン!

1950年代に大量に撒かれたDDT。30年後、乳がんとの関係が疑われ使用中止に――という話をフロヒキーたちが教えてくれる。

フロヒキー「相棒は来ないのか?」
モルダー「会ったら惚れちゃいそうだから来ないってさ」
フロヒキー「…で、暗視カメラ貸してやるから、スカリーの電話番号くれ」

このノリが好き。
ちなみに、スカリーの携帯番号は「555-3564」だよ、フロヒキー!

ミソロジー・陰謀

The X-Files 2-04 Sleepless 不眠

スーパーソルジャー 実験 ジョージ・ヘール

政府が極秘で進めていたのは――
眠らなくても活動できる兵士を作る実験だった。

そしてここでついに、クライチェクがクライチェクとして初登場!
(「1-13 Gender Bender 性を曲げるもの」でフライングデビューしてます。)

モルダーの新しい相方

スキナーからモルダーに回された事件は、クライチェクが先に申請していた案件。

モルダーの元を訪れたクライチェクは、「一緒に捜査しよう」と強引に同行を申し出る。

でも、スカリー以外の誰かと組むのは抵抗があるモルダー。
どこか後ろめたい気持ちもあったのか、スカリーに電話して検死を依頼する。

恋人と話してる?

スカリーに電話をかけるとき、モルダーは「ジョージ・ヘール」という偽名を使っている。
(望遠鏡の父とも言われる天文学者の名前を今シーズンは常用中)

そして、通話内容は…ほぼカップル。

「新しいパートナーはどう?」
と、ちょっとさみしそう尋ねるスカリー。

「まあまあかな。服の趣味はいまいちだけど」
と、自分のセンスを宇宙の彼方に投げ捨ててモルダーが言う(笑)

クライチェク意外と鋭い

上層部への報告で、クライチェクも鋭い一言を残す。
「2人は引き離されたことで、かえって絆が強くなっている」
ファッションセンスはともかく、こういうセンスはあるみたい。

陰謀・実験・新キャラと、じわじわ広がるシーズン2の世界。
ここから、もっとややこしく、もっと面白くなります!

CSMの言っていた”スカリー問題”の解決策とは一体……

次回、あの衝撃の3部作が始まる!

ミソロジー・陰謀

X-Files 視聴方法

観たくなった方はこちらからどうぞ。

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おわりに

X-Filesを初めて見たのは、本放送がすでに終わったあとの再放送でした。
世の中的にはフィーバーもひと段落していたけど、イベントシリーズや映画の噂がまだチラホラあった頃。

あれから随分と時が過ぎて、改めて鑑賞してみたくなり、ひとりでドラマシリーズ全218話と映画2本、あわせて全220話のXFマラソンをしてみることに…。
今頃、地球上でこんなことをしているのは他にいないかもしれない。でも、宇宙だったら?(笑)

We are not alone.

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