- The X-Files Season 2 全25話
- 主要キャラクター紹介
- The X-Files 2-01 Little Green Men リトルグリーンマン
- The X-Files 2-02 The Host 宿主
- The X-Files 2-03 Blood 血液
- The X-Files 2-04 Sleepless 不眠
- The X-Files 2-05 Duane Barry 昇天 Part 1
- The X-Files 2-06 Ascension 昇天Part2
- The X-Files 2-07 3 トリニティ
- The X-Files 2-08 One Breath 昇天Part3
- The X-Files 2-09 Firewalker 地底
- The X-Files 2-10 Red Museum レッド・ミュージアム
- The X-Files 2-11 Excelsis Dei 不老
- The X-Files 2-12 Aubrey オーブリー
- The X-Files 2-13 Irresistible フェチシズム
- The X-Files 2-14 Die Hand Die Verletzt 呪文
- The X-Files 2-15 Fresh Bones 新鮮な死体
- The X-Files 2-16 Colony 入植Part1
- The X-Files 2-17 End Game 入植Part2
- The X-Files 2-18 Fearful Symmetry 恐怖の均整
- The X-Files 2-19 Dod Kalm 歪み
- The X-Files 2-20 Humbug サーカス
- The X-Files 2-21 The Calusari カルサリ
- The X-Files 2-22 F.Emasculata 幼虫
- The X-Files 2-23 Soft Light 影踏み
- The X-Files 2-24 Our Town カニバル
- The X-Files 2-25 Anasazi アナサジ
- X-Files 視聴方法
- X-Files関連グッズ紹介
- おわりに
The X-Files Season 2 全25話
主要キャラクター紹介
主な登場人物の基本設定とひとこと解説を載せています。
The X-Files 2-01 Little Green Men リトルグリーンマン

スカリー、モルダーのログインパスワードを推測。
そしてスキナーが、あのCSMに初めて歯向かう!
X-Files課は閉鎖され、2人はそれぞれ別の部署へ。やる気をなくしたモルダーをスカリーが励ます。
“Don’t give up.”
でも、全員に見放されたわけではなかった。ある上院議員がモルダーに極秘情報をプレゼント。
1977年、NASAが宇宙に向けて送ったメッセージに対し、まさかの“返事”が。プエルトリコの施設で通信が傍受され、モルダーが調査に乗り出す。
一方、スカリーは、黙って出かけて行っちゃったモルダーを心配して探す。監視の目をくらますためのファインプレーが見られます。
途中、スカリーがモルダーのパスワードを推測。
SPOOKY?サマンサ?
いやいや、正解は “TRUSTNO1” でしょ。
ブレないモルダー。
(ディープ・スロートに生きててほしかったよぉ…涙)
エピソードラストのやり取りも沁みる。
You still have nothing.
(あなたにはまだ何もないわ)
I still have work. I still have you. I still have myself.
(いや、僕には仕事がある。君がいる。そして、自分自身も)
The X-Files 2-02 The Host 宿主

みんな大好き(?)ウズムシくん、爆誕。
そして、新たな情報提供者らしき謎の男(Mr. X?)も初登場。
モルダーやさぐれる
X-Files課が閉鎖された今、転属先で盗聴任務にうんざりのモルダー。
すっかり荒んでたところへ、スキナーから「新しい事件だ」との指令が。
現場に行ってみると――ただの殺人事件。
「ただの」なんて言っちゃうから、スカリーに叱られます。はい。
でも実はこれ、超がつくほどX-Files案件。スキナーがわかっていてモルダーに振ったなら、GJすぎる!
ウズムシくん登場
排水処理場で発見された死体に謎の寄生体が…。
そう、みんなのトラウマ、ウズムシくんです。
気味悪い・ぬめってる・しぶとい・人間サイズ。
全部乗せのグロ&B級モンスター。
不気味すぎなのよ…。
※ウズムシくんの中の人は、ダリン・モーガン(脚本家G.モーガンの弟)
X-Files復活のために
スカリーとモルダーは、職務外でも何かと連携しながら事件を追う。と同時に昔を懐かしんだり。
この事件をしくじったら、X-Filesの再開はない。
つまり、モルダーにとっての正念場。
ここで現れるのが、謎の黒人男性。
“You have a friend at the FBI.”
(FBIにも君の味方はいるぞ、モルダー君)
彼こそが、新たな情報提供者「Mr. X」!
The X-Files 2-03 Blood 血液

農業をメイン産業としている小さな町で短期間に大量の殺人事件が発生。
原因は、新しい農薬?
モルダー歓迎される
モルダーが現場につくと、地元の警官がものすごく感謝してくれる。
小さな田舎町には、荷が重すぎる事件でにお手上げだったようだ。
スカリー不在の理由は…
ジリアン妊娠中のためか、今回はスカリーの出番控えめ。代打、ローン・ガンメン!
1950年代に大量に撒かれたDDT。30年後、乳がんとの関係が疑われ使用中止に――という話をフロヒキーたちが教えてくれる。
フロヒキー「相棒は来ないのか?」
モルダー「会ったら惚れちゃいそうだから来ないってさ」
フロヒキー「…で、暗視カメラ貸してやるから、スカリーの電話番号くれ」
このノリが好き。
ちなみに、スカリーの携帯番号は「555-3564」だよ、フロヒキー!
The X-Files 2-04 Sleepless 不眠

政府が極秘で進めていたのは――
眠らなくても活動できる兵士を作る実験だった。
そしてここでついに、クライチェクがクライチェクとして初登場!
※「1-14 Gender Bender 性を曲げるもの」でフライングデビューしてます。
モルダーの新しい相方
スキナーからモルダーに回された事件は、クライチェクが先に申請していた案件。
モルダーの元を訪れたクライチェクは、「一緒に捜査しよう」と強引に同行を申し出る。
でも、スカリー以外の誰かと組むのは抵抗があるモルダー。
どこか後ろめたい気持ちもあったのか、スカリーに電話して検死を依頼する。
恋人と話してる?
スカリーに電話をかけるとき、モルダーは「ジョージ・ヘール」という偽名を使っている。
(望遠鏡の父とも言われる天文学者の名前を今シーズンは常用中)
そして、通話内容は…ほぼカップル。
「新しいパートナーはどう?」
と、ちょっとさみしそう尋ねるスカリー。
「まあまあかな。服の趣味はいまいちだけど」
と、自分のセンスを宇宙の彼方に投げ捨ててモルダーが言う(笑)
クライチェク意外と鋭い
上層部への報告で、クライチェクも鋭い一言を残す。
「2人は引き離されたことで、かえって絆が強くなっている」
ファッションセンスはともかく、こういうセンスはあるみたい。
陰謀・実験・新キャラと、じわじわ広がるシーズン2の世界。
ここから、もっとややこしく、もっと面白くなります!
CSMの言っていた“スカリー問題”の解決策とは一体……
次回、あの衝撃の3部作が始まる!
The X-Files 2-05 Duane Barry 昇天 Part 1

衝撃の3部作第1話。Red Speedoきたー!
ドゥエイン・ベリー人質立てこもり事件
エイリアンに何度もアブダクトされていると主張する元FBIのドゥエイン・ベリーが、精神病院のドクターと他数名を人質に取り立てこもる。モルダーはこの事件の交渉役としてアサインされる。
スカリーの協力もあって、モルダーは無事に任務をこなし、事件は無事解決。
鼻に埋め込まれていた謎の金属片
しかし、問題が残った。
妄想だと思われていたドゥエインの発言の裏付けが取れたのだ。モルダーはニヤける。
スカリーは、ドゥエインの鼻に埋め込まれてたトラッキングデバイスをスーパーのレジでスキャンしてみる。すると…。
来ましたね、Red Speedo!
あんな一瞬のシーンなのに、延々と語り継がれるってすごい(笑)
モルダーってたしか色覚異常のはずなんだよね?
なぜそれでFBIに受かったのか理由を忘れちゃったけど。
さて、
ドゥエイン・ベリーの語る「アブダクション」は本当なのか?
スカリーが手にしたチップの正体は?
ここから怒涛の展開が!
ドゥエイン役の俳優スティーヴン・ウィリアムズの熱演もあって、このエピソードの反響がすごかったらしく、当時、街中で「ドゥエイン!」てめっちゃ声かけられたとか。良くも悪くも大変だったらしい。
撮影当時、ジリアン・アンダーソン臨月目前で、間もなく産休へ…ということで、スカリーが攫われちゃったんですね〜。
The X-Files 2-06 Ascension 昇天Part2
衝撃の3部作第2話。
モルダーが、せっかく前回「2-05 Duane Barry 昇天Part1」でドゥエイン逮捕に成功したのに、今度はスカリーが狙われてしまった。
誘拐の連絡を受け、スカリー宅に駆けつけたママの姿に胸が痛い。スカリーが誘拐された夢を見たのだという。
スカリーを連れ去るなんて、一体なんてことを…、ドゥエイン・ベリー。
でも、モルダーも問うていたとおり、どうやってスカリーの自宅を知ったのだろう。
やるなと言われたらやる男
スカイランドのケーブルカーのシーン。
管理者から「スピードは15以上に絶対上げるな!」→グングン加速。
だってモルダーだもの。
クライチェクの妨害で途中で止まるケーブルカー。
天窓から車内から屋根に出るモルダー。
車内にいた時は夕景だったのに、ハシゴを登ったら日が暮れていたのは見なかったことに(笑)
でも、あのシーン、スタントなしでやった…ってホント?
スカリーを自分の身代わりにしたドゥエインがへの憎しみがおさえきれないモルダー。でも、もっと憎むべき相手にモルダーは気づく。さすが!
X-Files再開
クライチェクの犯行をスキナーに伝えるモルダー。
半信半疑ながらもスキナーは、彼にできる最大限のことをしてくれた。
“I’m reopening the X-files.”
最後にまた、スカママとモルダーの会話。
ママはまたしてもスカリーの誘拐される夢を見たと悲しそうに言う。
でも、モルダーは「夢でも会える方が良くない?」と言う。ほんとうにそうだと思う。どこにいるのかわからなくてもせめて夢で会いたいよね。

モルダーが犯行に使われた車のトランクで見つけた、ゴールドの十字架のネックレス。
それはスカリーが15歳の時、ママから贈られたものだった。
モルダーがそれをスカママに手渡すと、こう言われる。
「彼女を見つけた時に、あなたから渡してほしい」
The X-Files 2-07 3 トリニティ
X-Filesが再開したのに、スカリーがいない…(涙)。
スカリーが誘拐されたままの状況で、モルダーは1人でお仕事。
X-Files課でひとり、さみしく再開の準備をする。
5月のままだったカレンダーを、11月にセットし直すシーンが切ない。
今回は吸血鬼絡みの事件なのに、珍しくモルダーが信じようとしない。
スカリー喪失の痛手が大きすぎたのかも?
この回は、ジリアン・アンダーソン産休中のため、スカリーは完全オフ。
そして、モルダーと深く関わる女性役には、当時DDの恋人だったペリー・リーヴスが登場。
The X-Files 2-08 One Breath 昇天Part3
衝撃の3部作最終話。
モルダー、ものすごーくがんばっているのに、メリッサにグサグサ言われて泣いちゃうの。
スカリー家の子供たちはみんな攻撃力強いのかな~。
今回、メリッサしか現れなかったけど、兄と弟はどうしてたんだろう。
冒頭のシーンで、モルダーがスカママに
「早すぎませんか。まだ諦めちゃいけない」と言っている。
そうだよって思った、次の瞬間スカリーの墓石が運ばれてくる。ママの気持ちもわかるけど、それはさすがに早すぎるよ。
スカリー家の二人は、早々にダナの遺志を受け入れる準備をしているけれど、モルダーは諦めない。
亡くなったスカパパも、娘の生還を望んでいた。
フロヒキーも、おめかししてお見舞いに来たよ!

オーウェン看護婦が一体何者だったのか、それが謎のまま。
スカリーが船に乗っていたことから、「三途の川」を連想した。
日本だけでなく、西洋にも同じような概念があるのかも。
モルダーは走って、戦って、泣いて、孤軍奮闘していた。
一方で、スカリーはボートに乗っている以外はずーっと寝てるだけ。寝てるだけと言っても、色んな所に寝かされてたけど。
そして、スキナーがモルダーを引き止めるシーンもグッとくる。
初めてはっきりと「俺は味方だぞ」って示してくれた。
モルダー、スカママから預かったゴールドの十字架のネックレス、
スカリーに手渡すことができてよかったね。
このエピソードの撮影は、ジリアンの出産10日後という、スピード復帰のため寝ているシーンばかりになったとか。10日で復帰ってすごすぎる!
The X-Files 2-09 Firewalker 地底
火山の研究チームの基地で異変が起こった。
新種の菌類が、人体に……?!
仕事復帰したばかりのスカリーを気遣って、モルダーは
「君は今回の仕事は降りたほうがいい」と声を掛ける。
スカリーは「大丈夫。仕事をしていたいの」と答える。
事件現場でも、モルダーはスカリーのことを
「同僚」と言ったあと、「友達」と言い直してる。
ほんとにいいパートナーだ。
スカリーは、モルダーに“守られる存在”じゃなくて、あくまで対等でいたいんだと思う。
The X-Files 2-10 Red Museum レッド・ミュージアム

田舎町で高校生が行方不明になる。しばらくして下着姿で発見されるが、背中に”HE IS ONE”と書かれている。
事件を追う中で、スカリーは “ディープ・スロートを撃った男” を目撃する。そして、誘拐された子どもたちの体内から、1-23 The Erlenmeyer Flask 三角フラスコで出てきた「Purely Contorol」が検出される。
怪しげな宗教団体も登場。肉食を憎む思想のもと、赤いターバンに白装束というビジュアルがなかなかのインパクト。彼らも、どうやら人体実験の被害者のようだった。
このエピソードには、こんな背景もちらっと描かれる。
1890年頃には牛50頭で一畜産農家が暮らせていたのに、100年後には500頭必要に。
人口増加に伴う食糧需要…それが、地球外生命体による人体実験の「温床」として使われているというX-Files的展開。
そして、ファンサも忘れてない。
スカリーちゃん、肉かぶりつきシーン必見!
同時に、Shipper萌えシーンでもある。スカリーの口の周りについたソースを拭ってあげるモルダー。
The X-Files 2-11 Excelsis Dei 不老
アルツハイマーで施設に入居していた老人たちが、どんどん元気にイキイキとしてくる。
医師たちは「薬が効いてきた」と楽観的だったが、
その裏では、とても“治療”とは呼べないような実験が行われていた。
菌類ネタは前々回にもあったけど、今回もまたキノコ登場。
前回は人間に直接寄生して破壊する恐怖の菌だったが、今回は一見おとなしく見えて…結果的には、間接的に人の命を奪ってしまう。
作品公開当時と変わらず、30年近く経った今もアルツハイマーの治療に決定打がない。だからこそ、今でもリアリティのあるテーマとして響く1本。
The X-Files 2-12 Aubrey オーブリー

もしも、記憶や衝動までもが、隔世遺伝するのだとしたら…な話。
ある日、スカリーが出勤すると、モルダーが歯のレントゲンを見ている。
「虫歯?」と聞くと
「僕は毎食歯を磨いてるよ」と答えるモルダー。へ〜ぇ。…まぁ、いいけど(笑)
「好みは環境要因で決まる」というスカリーと、
「親父が好きだったヒマワリの種が僕も好き。それって遺伝だろ」というモルダー。
ミントの香りを嫌う特性が、マウスの子に遺伝した…という実験もあるらしいので、モルダーの説もあながち間違ってないのかも。
X-Filesらしいといえばらしい話なんだけど、なんだろう?ちょっと薄味って感じかなぁ。とりあえずスカリーの推理をからかうモルダーでも見ておきましょうか。
テリー・オクィンがゲスト出演。後にまた重要な別人の役で登場する俳優さんですね。
The X-Files 2-13 Irresistible フェチシズム
モルダーが、アメフトのゲーム見たさに引き受けた事件のために、スカリーが危うく悪魔のような男に…!
被害者の写真見てたら、自分の顔に見えちゃったりしたもんだから、現場検証に行っても、遺体を見ることができないスカリー。
ひとりで苦しんで、珍しくセラピストにまで相談しに行く。
「パートナーとの間に問題が?」と聞かれて、
「いいえ、誰よりも信頼してるわ。でも心配かけたくないの。」と、目をうるうるさせて言う。
普段の彼女なら、絶対に誰かに頼ったりしないのに。
ラスト、
間一髪のところで救助され、こらえきれずに泣いちゃうスカリー。いいんだってばそれで。あんなに怖かったのによくがんばったよ、うん。
今回の事件は、心底ゾッとした。
怖すぎてもう観たくない……なのにこれ、続編があるんですよね〜(怖)
今回も登場、デジタル時計。
スカリーがベッドで電話を受けるシーンで、「11:21」の表示。
これはクリス・カーターの奥さんの誕生日だそうです。X-Filesの基礎。
The X-Files 2-14 Die Hand Die Verletzt 呪文

悪魔教を信仰する村で、ほんとに現れた悪魔(かもしれない教師)に翻弄されるお話。
空から蛙が降ってきたり、子豚を解剖する授業があったり、モルスカが水攻めにあったり、字面だけ見ているとエグいのに、見てると結構楽しい。
前回のエピが怖かったので、ちょっとホッとする(笑)
ここで、インターネット検索が登場。
現在とはかなり様子が違うけれど、スカリーが捜査中にPCでネット検索してる。
見所は、その時のスカリーの表情。
悪魔っぽい表情に見えるように照明を当ててるところをチェック!
The X-Files 2-15 Fresh Bones 新鮮な死体

ブードゥー!呪い関係のお話。
と、軽く構えていたら、Mr.Xが自ら出向いてくるような重めの案件でした。
チェスターっていう少年が出てくる。その子がハンバーガー食べてるの見て笑うスカリーがいい顔してる。モルダーと3人で、バーガーショップのテーブルに座っているシーンは和むひととき。
そんなほのぼのしたシーンもあるけど、結構、ドロドロした話で、スカリーの体を何かが突き破って出てくるシーンなんて、こわ~いのだ。(もちろん幻覚だけど)
X-Filesは、本当によくお墓を掘り起こす。
もう何度目か数えてないけど、今回も。
ただ、いつもと違って、「死体が新鮮」なので見た目はグロくないです。
だからといって、油断してご飯食べながら見ただダメなエピソードです。
特に冒頭部分、油断禁物!
そして、和みパートのチェスターくん、実は……
The X-Files 2-16 Colony 入植Part1
クローンがいっぱい。そしてモルダー家集結。
来た!サマンサの秘密が明かされる!
出た!バウハン!緑のグジュグジュ!
ドキドキ
追う側も追われる側もモルダーを利用しようと近づいてくる。大人気のモルダーくん。
サマンサ登場
めずらしくモルパパから、スキナー経由で「家族の緊急事態」との呼び出しがある。行ってみるとそこにはサマンサの姿が!
喜ぶ母と兄と違い、一歩引いてみている感のある父。
その理由は……後にわかってくる。

X-Filesって、脇役や映像の使いまわしは多いんだけど、
主要キャラの「家族キャスティング」はすごい。
モルママとモルダー、スカママとスカリーとメリッサ……家族っぽさがちゃんと出てる。
モルパパ?まあ似てなくてもOK。理由は、ね、まだ言えない(笑)
あと、使いまわしといえば、モルダーのネクタイ。
このエピでしてるあの柄、シリーズ通していちばん登場回数が多い気がする。数えたことはないけど、たぶんかなりの確率。こういうリアルな演出好き。
そして今回も、スカリーの宿泊しているモーテルの部屋の時計は「11:21」
クリス・カーターの奥さん愛が深い…!
ラスト、スカリーの前に現れたモルダー。
……と、同時に鳴る電話の相手もモルダー。
さあ、どうなる!?
The X-Files 2-17 End Game 入植Part2

前回に引き続きクローンがいっぱい!
そして、モルダーが大変なことに!
サマンサがニセモノだってわかったものの、誰にも告げずに、モルダーはひとり北極へ。
モルダーの行動力にはいつも驚かされる。
コンビニに行くノリで、北極に行っちゃうからな〜。もぅ。
行方不明になったモルダーを心配したスカリーは、スキナーに相談。
「非公式な方法で、行き先を調べてほしい」と頼むけれど、正論でスパッと断られてしまう。
仕方なくMr.Xを呼び出すが、モルダーの部屋にやってきたMr.Xはスカリーを見てしらばっくれて帰ってしまう。
……が!
帰り際のMr.Xに猛アタックして情報を引き出してくれたのは…やっぱりスキナー。傷だらけになって部屋に現れたスキナーに向かって
「どうやって情報を?」とスカリーが尋ねると、
「非公式な方法で」と答えるスキナー。
カッコイイわ〜。あんな上司どこ探したっていないよなぁ…。モルスカはほんとうに恵まれてる。
スキナーの助けもあって、なんとかモルダーは瀕死の状態で救出される。
スカリーと科学の力で、一命を取り留める。
今回の件で、
スカリーは「科学を信じる心」を再確認し、
モルダーは「信じる気持ち」を、もう一度思い出すことができた。
The X-Files 2-18 Fearful Symmetry 恐怖の均整
動物園の動物たちが次々と「何者かに連れ去られ」、なぜか妊娠?
今回のハイライトは、なんといってもスカリーの象の解剖・初体験シーン。
「専門じゃない」とか言いながらも、着実に仕事をこなす。プロ!
もうひとつの名場面は、フロヒキーがモルダーに伝言を託すシーン
「スカリーに、”君のために体を鍛えている”と伝えてくれ」と、まさかの筋トレアピール。
それにしても、モルダー、
「動物たちと話してくる」
といって出かけた先が、ローン・ガンメンたちとのTV会議って……(笑)

最後に、ゴリラのソフィが残した
「人 救う 人」
この意味、なかなかの深さだと思いませんか。
The X-Files 2-19 Dod Kalm 歪み

モルスカの老後の話…
じゃなくて、「急激に老化してしまう」異常現象を体験。
ノルウェーのある海域を航海していた20代の船員たちが、ほぼ全員老衰で死亡。
とくれば、もちろんX-Files案件です。
現場に船で向かう途中、もうすでに船酔いでヘロヘロのモルダーと、元気なスカリー。
原因は、金属腐食に関連する未知の作用。
鍵を握るのは「水」。
老化現象が急速に進む中、最後まで諦めない医師スカリー!
最後の望みをかけた、スペシャルドリンク。
老化の進行を止めるべく、必死に探し回って作ったスカリー渾身の1杯。
これを、お互いに譲り合う2人。
相手のためを思ってなのだけど、飲むのがいやで譲り合っているように見えてしまう。
どうみても、飲んだほうがヤバそうなんだもん、アレ(笑)
The X-Files 2-20 Humbug サーカス

スカリーが、生きてる虫を食べちゃった!
サーカスの元パフォーマーたちが暮らす町を舞台に、奇妙な殺人事件が起こる。
本作は、X-Files初の本格コメディ回。
おもしろシーンいっぱいです。
虫を食べるシーンは、わりと短いカット。
契約書には、”いかなるものも拒否してはならない”という条項が合ったらしいけど、ジリアンは、「虫を食べるのだけは勘弁して~」って拝み倒して、虫チョコレートになったとか。
最近は、昆虫食も商品化されてるけど、動いてる虫を口に入れるとなると話は別。
でも、DVDの特典映像によると、役者根性見せて本番ではホントに食べた(カット後に吐き出したらしい)し、リハでは味見もしたとかしないとか。
…どっちがホントなの?!「真実(The Truth)」が知りたい。
The X-Files 2-21 The Calusari カルサリ

ポルターガイストに始まって、エクソシストで終わるお話。
モルダー、悪魔に顔を覚えられる!
カルサリ1たちの儀式を手伝うことになったモルダー。
やはりそこはモルダー、興味津々でチャーリーの様子を見ていると…
「見るな!悪魔に顔を覚えられるぞ」
と、注意されるも、時すでに遅し。
…とはいえ、この先、特に何の影響もなし。
なので安心してください。
スカリーは、あんな心霊体験しちゃって…
それでも「アタシは科学を信じるわ!」って言うんだろうな〜。
- カルサリは実在のルーマニア伝統儀式らしい ↩︎
余談だけど、アメリカの公衆トイレって、個室に赤ちゃん用の椅子がないんだと知って、ショック。
The X-Files 2-22 F.Emasculata 幼虫
囚人が人体実験に使われている!?
またしても黒幕は軍…と思いきや、今回は製薬会社のようだ。
またしても虫が出てくる。
しかも、弾ける…。ぅうぅう…。
なんかこのシーズン、虫とか黒魔術とか、そういうネタ多いんですけど(涙)
製薬会社の研究調査員によって、
致死率100%で強力な感染力を持った虫が発見される。
映像はかなりグロいのですが、事件そのものは陰謀×医療×社会派の闇深案件。新型コロナ禍を超えた今の時代に見ると、いっそう深みが増しそうな…。
X-Filesらしい「政府・企業の闇」系が好きな人向けかも。
なんだけど、
セルフモザイク必須のエピソード!
幼虫系・破裂系が苦手な人は無理せずスキップしでよいと思います。
見るのに勇気がいるで賞!幼虫が弾けるシーンが怖すぎる。
The X-Files 2-23 Soft Light 影踏み
影踏みをすると、踏んだ人が煙のように消滅してしまう話。
このエピで、アカデミー教官時代、スカリーの教え子だった女性捜査官。
捜査の相談にスカリーを頼ってくるものの、焦って単独行動をしてしまい、”影”の犠牲になってしまう。
でも、手柄をあせりすぎて、結局、”影”の被害にあって死んでしまう。
墓石に刻まれた「1965-1995」の文字。
てことは、スカリーとは1歳しか違わなかったのか…。なんか切ないね。
今回も、Mr.Xが、相変わらず感じ悪いです。自ら「友達」って名乗っていたのに、なんだかなー。
ディープ・スロートの後任として出てきたけど、どうしても信頼しきれない。
この違和感は、彼が退場するその日まで続く。
影踏みっていう遊び、みんな子供の頃やったよね。
誰も死ななかった、楽しい思い出。
The X-Files 2-24 Our Town カニバル

鶏には鶏を、ヒトにはヒトを…
人喰い村、まさかの実在?のお話。
途中、狂牛病の話題もセリフに登場。
“異常プリオンたんぱく”とか、実際に当時の社会問題をネタ元にしているようなリアルさがある。
見ているだけで、食欲が激減するエピソード。
邦題は「カニバル」ってそのままのタイトルだけど
原題「Our Town」=“わたしたちの町”。
なんてのどかで安心できそうな響きなのに、フタを開けたら…とんでも村。
このエピで「アナサジ」という言葉がモルダーの口から出るが、次のエピへの伏線?
The X-Files 2-25 Anasazi アナサジ

ローン・ガンメンのお友達”シンカー”が興味本位でハックした国防省のデータベース。そこからとんでもないものをダウンロードしてしまった。
身の危険を感じたシンカーは、モルダーにデータを託す。
同じ頃、ニューメキシコでナバホの少年が、エイリアンを発見する。
見どころ満載の1本。
アルバート・ホスティーンも出るよ。
「アナサジ」とはナバホ語で、「古代の人」や「敵の祖先」を意味する言葉。
シンカーがダウンロードしたファイルは“MJ”(え、みうらじゅん?)と呼ばれるもので、盗まれたという情報は世界中を駆け巡る。さすが、みうらじゅんさん(違)。
えっ、みうらじゅん!?と思った人、同志です。
…が、真相はMajestic 12(マジェスティック・トゥエルヴ)の略とされる極秘プロジェクトのこと。
なんと、そのファイルにはスカリーの名も。
てことは、このファイルの情報は1940年代の古い話だけじゃ済まないってことだよね。
もちろん、CSMも絡んでいる。
そして、この件でモルパパの元へも口止めしにやってくるのだった。
アイツがまた性懲りもなくやってきた。
モルパパを撃ち、モルダーの命も狙いに来た。
スカリーが嘘をつく
このエピで、スカリーは嘘をつく。
シーズンファイナルには、スカリーが嘘つき担当になるルーティーンになってきた?!
そのシーンは、スキナーのオフィスでの会議。
ここにクリス・カーターが出演。スカリーにツッコミを入れる役。
さあ、シーズン3はここから怒涛の展開!
モルダーは無事なの?
データの中身は?
「信じたい」「でも怖い」「CSMタンスの角に足の小指ぶつければいいのに」
そんな複雑な気持ちで、次回またお会いしましょう。
X-Files 視聴方法
配信で観る
ディスクで特典も観る
X-Files関連グッズ紹介
観るだけじゃ物足りない方に向けて、おすすめグッズもまとめました。
ほかにも、実際に私が使っているXF関連モノや、ちょっと気になるアイテムを楽天ROOMにまとめているので、ぜひご覧ください。
おわりに
X-Files シーズン2の感想
一話ごとのクオリティの高さに、改めて感心しながら観終えました。
グロくても、怖くても、怪しくても、小さなフリが随所に散りばめられていて、気持ちよく回収されていくにつれ、それが快感になる。
あとは、モルダーたちが使用する機器。
どれも大きくて、今となってはちょっと大袈裟に見える。
オープンリールのテープ、連続用紙のプリンター、分厚いノートPC、でっかい携帯電話とカメラ……レトロ感でいっぱいで、見ていて楽しい。
もしあと20年経って、もう一度観たら——
さすがに古すぎて、おとぎ話みたいに見えるかも(笑)
今だったら、
「スカリー、貨車の中にエイリアンの死体が山積みだ」
って言いながら、その場で画像や動画を送信できる。
そうなったら、スカリーが疑う余地がなくなって、X-Filesが成立しなくなっちゃうのでは?……って思うけれど、後に、ちゃんとスマホ時代にも通用するエピソードを作ってるんだから、このチームは本当に恐るべし。
次のシーズンはこちら
次シーズンへ。引き続き、ゆるっと進めていきますので、よろしければお付き合いくださいませ。
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あの不穏なメロディが頭から離れない人へ
X-Files以外のドラマもあります
全シーズンレビューMAP
X-Files セレクション
- 神回ベスト3(7カテゴリー):全シーズンから名作をジャンル別にセレクト
- 怖い回 new:本気で怖いので深夜の視聴は自己責任
- おもしろ回 new:小ネタや会話劇でクスッとから爆笑までを厳選
- モルスカ回:モルダーとスカリーの関係
X-Files トピックス
News:リブート情報 更新中