『The X-Files(X-ファイル)』シーズン9の全話の感想をまとめています。
シリーズ総仕上げの時期。これまで積み重ねてきた流れが集まり、全体像が見えてくるシーズンです。
※内容に軽く触れている部分があるので、未視聴の方はご注意ください。
- The X-Files Season 9 全20話
- 主要キャラクター紹介
- The X-Files 9-01 Nothing Important Happened Today リターン・トゥ・ウォーター Part1
- The X-Files 9-02 Nothing Important Happened Today リターン・トゥ・ウォーター Part2
- The X-Files 9-03 DAEMONICUS ダイモニカス
- The X-Files 9-04 4-D 4-D
- The X-Files 9-05 Lord of the Flies 蝿の王
- The X-Files 9-06 Trust No 1 トラスト・ノー・ワン
- The X-Files 9-07 John Doe ジョン・ドー
- The X-Files 9-08 Hellbound 境界
- The X-Files 9-09 Provenance 神託 Part1
- The X-Files 9-10 Providence 神託 Part2
- The X-Files 9-11 Audrey Pauley オードリー
- The X-Files 9-12 Underneath 化体
- The X-Files 9-13 Improbable 数秘術
- The X-Files 9-14 Scary Monsters モンスター
- The X-Files 9-15 Jump the Shark 英雄に捧ぐ
- The X-Files 9-16 William ウィリアム
- The X-Files 9-17 Release 解放
- The X-Files 9-18 Sunshine Days サンシャイン・デイズ
- The X-Files 9-19 The Truth 真実 Part1
- The X-Files 9-20 The Truth 真実 Part2
- X-Files 視聴方法
- X-Files関連グッズ紹介
- おわりに
- X-Files おすすめの記事
The X-Files Season 9 全20話
2001/11/11~2002/05/19(USA)
すごい!オープニングが激変!
ついにスキナーの身分証も出てる〜!よかったね。スカリーも、前シーズンまでの写真よりこっちの方が断然いい感じ。
そして、モルダーが完全にいない。でも、最終回ではトップに登場するよ!
なんだかんだ言って、シーズン8では姿を見せてくれていたモルダーが、話題や気配だけで、本当に出てこない。でも、実は「9-16 William ウィリアム」の監督、脚本で関わっていたりもしたんですよね。
主要キャラクター紹介
主な登場人物の基本設定とひとこと解説を載せています。
The X-Files 9-01 Nothing Important Happened Today リターン・トゥ・ウォーター Part1

ドゲットがちょっとかわいそうになる回。
EPA職員の殺人事件が起こり、ドゲットは助けを求めにスカリーの元を訪れるが、
「お願い、帰って。モルダーは行ってしまったの。」
と、そっけない。
仕方なくスキナーにモルダーの行方を尋ねても、こちらもつれない。
「この件から手を引け」と冷たく言われるばかり。
そんな中、モニカだけは味方になってくるれる。と、ローン・ガンメンも。
状況が一変
スカリーがウィリアムの異変に気づいた。
とたんにドゲットに「やっぱり手を引くのは間違いだった」と連絡する。
ドゲちゃん、さすが元マリーン!
すごかったよ、あの潜水。でもさ、書類持ったままって……あれ、普通紙でしょ?
パクってきたファイル、防水インク仕様?
…なんて、呑気なこと考えてたら、シャノンに引きずり込まれてしまった!
モルダー不在の世界
ところで、モルダーがいなくなったとたん、みんなファーストネームで呼び始めたけど、モルダーはスカリーのことを「ダナって呼ぶ男」は嫌いなんです。何回呼んだか数えてるからね、モルダーは(笑)
で、どんな手を使ったのか知らないけど、あの事件からわずか48時間後には姿をくらまし、自宅ももぬけの殻。
This is an X-file.
今シーズンの方向性?
このエピソードから、これまでの「地球人 vs 異星人」構図が消え、急に「FBI局内の権力闘争」っぽい流れに。
まさか……そんな小さな話になっていくなんてこと、ないよね?
The X-Files 9-02 Nothing Important Happened Today リターン・トゥ・ウォーター Part2

前回の続き。
ややややっぱり、ウィリアムには何か秘密があるのね。
スカリーは相変わらず悲しみと不安の中にいる。
真実を知りたいけど、知るのが怖い…複雑な心境。
だから、シャノンの言葉を信じたいけど、信じたくない。
でも、でも、でも…状態
スキナー、フォーマー、カーシュ、シャノン、ノエル…
誰が味方かわかってきたドゲット。
役者は揃った。次へ進もう。
スパーソルジャーの特性
ところで、スパーソルジャーっていうのは、ウルトラマンなのか?!ノエルは数十メートル先のヒソヒソ話が聞こえるらしい。
昔、ウルトラマンのプロフィールを見ていたら、数キロ先のヒソヒソ話が聞こえるって書いてあった。そんなに聴こえたらうるさくてしょうがないじゃないかって思ったんだけど。それに耳がそんなによかったら、飛び去るときの「シュワッ」って大声は何?自分の声で鼓膜破れるんじゃないの?とかさ。
…て、どうでもいい情報でしたね(笑)
The X-Files 9-03 DAEMONICUS ダイモニカス

ドゲット捜査官、ゲロまみれになる。
精神病で収容中のコボルド教授。彼が事件のすべてに関わっているようだ。物事はコボルドの思うままに進んでいるように見える。ドゲットたちは、この男に操られているのか?
コボルドがドゲットに向かってエクトプラズムを吐き出すところ、ぎぇ〜っ!!って感じ。悪魔の顔よりよっぽど怖い。
このシーズンでは、モニカがいろいろ信じがたいものを見てしまい、困惑する姿が多くなる。かつてのスカリーのように。そして、その“見たこと”をスカリーに相談する。あのスカリーにだ。
しかもスカリーは、まさかの「そういうことも、あるかもね…」というモルダー寄り発言。ドゲットは、かつてのスカリーと同じく“否定側”の立場でモニカと対峙している。
スカリー異動
産休明け、やはりX-Filesには戻らず、クワンティコのFBIアカデミーへ。
そこで講義をするスカリー。時に訓練生からからかわれつつも、モルダーとの捜査で培ってきた知識を、科学的な視点で説く。
ラスト、ドゲットが”DAEMONICUS”の意味を解明するが、モニカは彼が隠している”なにか”に気づいたみたい。
The X-Files 9-04 4-D 4-D
マザコン男が、どこでもドアを通って、ドゲットを撃っちゃう話。
X-Filesらしい、ひさびさの単発エピソード。
最近よく見る“マルチバース”というより、パラレルワールド寄りな話。
ラスト、モニカがありえない決断をする。
でも同じことをスカリーがするかと言えば……
たぶん、それがモルダーのためであれば、きっとする。
今回はモニカ回なので、スカリーはほとんど登場せず。
The X-Files 9-05 Lord of the Flies 蝿の王
ご飯を食べながら見ないほうがよいエピ。
昆虫を操る高校生が起こした事件。
とにかく虫が大量にうごめいていて、うげ。
唯一の救いは、昆虫博士ブランジーノによるスカリーへのアプローチというギャグパート。
ハエと高校生が騒ぐ以外は、メルヘン寄りでコメディタッチなんだけど……(略)
お馬鹿なビデオを撮影している高校生を演じているのは、「ブレイキング・バッド」のジェシー役でおなじみ、アーロン・ポール。……彼にはこういうイメージしかないな〜。
The X-Files 9-06 Trust No 1 トラスト・ノー・ワン
ウィリアムの出生の秘密が!?
スカリーの生活はすべて覗かれていた。鉄の塊男(スーパーソルジャー)に。
とあるネットカフェで、コーヒーを飲みながらメールをチェックするスカリー。
“2週間で25ポンド痩せる”なんていう件名に混じって
「Dearest Dana」が! モルダーからだ〜♪
from: Trust_No1@mail.com
to: Queequeg0925@hotmail.com
やたらスカリーが泣く。それも、ポロッと涙だけ流して。
「死ぬほどモルダーに会いたいの!」
……なんて、ドゲットに言っちゃうあたりが切ない。
“誰も信じるな”というタイトルは、
スカリーがモルダーに、モルダーがスカリーに伝えたい言葉。お互いだけを信じて。
スカリーはモルダーを危険から遠ざけようとし、
モルダーはスカリーとウィリアムをスーパーソルジャーから守るために、列車から飛び降りる。
愛だね!
懐かしのシーンがいっぱい
冒頭のナレーション、今回は息子ウィリアムへのメッセージだった。
背景の映像は懐かしいシーンばかり……と思ってしみじにしてたら、知らないカットが…?
あれ? 記憶にない……と思っていたら、このエピソードのシーンがこっそり混ざってました。ひっかかっちゃった(笑)
このエピソードは、タイトルを見ただけで、ずーっとこの番組を見てきた人なら反応&期待しちゃうやつ。
そういえば、スカリーのケータイがバイブになってた!
なんだ、やればできるじゃん。
当時、この回を観て、”trust_no1″のメアドを取得しようとした人、たくさんいたんじゃないかな?
見事にゲットした数少ない勇士の方——メールお待ちしております(笑)
クイークエグより。
The X-Files 9-07 John Doe ジョン・ドー

ドゲット、メキシコで記憶喪失になる。
ドゲットは捜査のためにメキシコ入りするが、なぜか目が覚めると記憶を失っている。
そこから始まる、2週間のお話。
記憶を貪るモンスターの仕業なんだけど、X-Filesでは珍しい感じ。
記憶を取り戻す過程では、息子を失った記憶を再び体験しなければならないつらさがあった。
でもドゲットは、こう言う。
「つらい記憶も、俺のものだ」
なぜなら彼が失いかけていたのは、つらい記憶だけじゃない。
息子との楽しい思い出もあったから。
だよね。
The X-Files 9-08 Hellbound 境界
歴史は繰り返す。
猟奇的な連続殺人事件が発生。モニカは、スカリーに助けを求める。
何十年にもわたって、まったく同じ手口の殺人が繰り返されてきた。
被害者はいつも4人。だけど今回は、3人で食い止めた。
あれ? どこかで聞いたことあるような……そう、「1-03 Squeeze スクィーズ」のトゥームズくんですね。
両者違いは、
- トゥームズくん:生きるため
- 今回の犯人:復讐のため
しかも今回の犯人には実体がない。だから、終止符を打てない。
つまりまた、繰り返される可能性があるということ。
復讐だけのために——しかも何度も——生まれ変わるなんて、もったいないなぁ…って、ちょっと思ってしまう。
ひさびさに、過去の担当者に聞き込みに行くシーンもあり。
でも今回は、スカリーがひとりで訪ねていく。
なんだかちょっとさみしい。
The X-Files 9-09 Provenance 神託 Part1

どわ〜!!すごいことになってきたぞぉ!
さすがファイナルシーズン。
「7-01 The Sixth Extinction 第六の絶滅 Part1」で、スカリーが調査していた宇宙船に書かれた文字の写しが、カナダとの国境付近で発見される。
それを運んでいた男は、UFOカルト集団に潜入捜査中のFBI捜査官だった。
しかもその男、あろうことかスカリーの自宅へ現れ、ウィリアムを殺害しようとする!
格闘の末、スカリーが男を撃ちウィリアムを救出。
男は「ウィリアムは殺さなければいけない」と謎の言葉を残し、病院へ。
そして、彼がFBIへ最後に残した連絡は——「モルダーはすでに死んでいる」
UFOカルト集団が発見したのは、アフリカで見つかった宇宙船と同じものだと思われていたが、実は別の新たなものだったことが判明する。
スカリーはウィリアムを守るため、安全な場所へ移そうとするが……(つづく)
The X-Files 9-10 Providence 神託 Part2

ウィリアムを探せ!
みんな言っていることがバラバラで、よくわからなくなってきたぞ。
FBI潜入捜査官コマー曰く、
「モルダーとウィリアムを殺さなければ、地球人は全滅する」
一方で、UFOカルトのリーダーはこう言う。
「ウィリアムが“神”(エイリアン)の使命を果たすには、モルダーを殺さなければならない」
捜査官コマーは、例の金属片のパワーで一度は回復したものの、Toothpick Man(FBI上層部のヒューマン・リプレイスメント)の手で殺される。
UFOカルトのリーダーは、UFOとともに消え去り、その場に残されていたウィリアムは、無事スカリーの手で保護された。ほっ。
つまり、今のところ整理すると:
- モルダーは生きている
- ウィリアムの使命は不明だけど、エイリアンにも人類にもミラクル・チャイルド
- モルダー父子が共存していても人類は滅亡しなさそう
- でも、2人とも狙われ続けている
X-Filesではたびたび登場するけど、聖書の“解釈の違い”みたいな話になってきた?
たぶん、スカリーが言っていた
「宇宙船に書かれていた“文章”にこそ”特別なパワー”がある」
というのが、一番真実に近い気がする。
FBI内部の変化
FBI上層部に、ヒューマン・リプレイスメントの存在が明らかに。
カーシュの上司にあたるこの人物——
たぶんカーシュ自身は、この事実にまだ気づいていない?
そして、出世一筋だったフォーマー副長官も、何かしらの違和感を感じはじめているようす。
The X-Files 9-11 Audrey Pauley オードリー

とある病院で脳死状態の患者が、なぜかフラワーデリバリーの女性の部屋にあるドールハウスに入ってしまう話。
モニカが、酔っ払い運転の車に追突され、病院へ搬送される。
直前まで一緒にいたドゲットはショックを受ける。
モニカは脳死と診断され、スカリーもその診断に納得しているが、ドゲットはどうしても諦めきれない。
なんとかしてモニカを救おうと、病院内を奔走するが……
いきなりの展開
ドゲモニの急速なラブモードにちょっとついていけない。
ついこの間まで、ドゲットってスカリーにときめいてなかった?
「9-04 4-D」でも、ちょっと気になってはいたけど急だよね。
仮に、ドゲットとモニカがそれぞれ相手を失いかけたことで自覚したとしても……やっぱりちょっと無理やりな展開(笑)
オードリー役の女優さん、「3-08 Oubliette 土牢」のルーシーに似てるな〜と思ったら、やっぱりそうでした。
The X-Files 9-12 Underneath 化体
X-Files版ジキルとハイド。
ブルックリンで、13年前にドゲットが逮捕した連続殺人犯が、まさかの無罪となり釈放される。
納得がいかないドゲットに頼まれ、スカリーとレイエスが加わって再調査を行う。
う〜ん、正直キツイ、いろいろと。
カーシュじゃないけど、X-Filesは人員過多でしょ、これは。
単発エピソードは、キャラ設定が迷走している印象しかない。
残念だけど、番組終了も納得しちゃう感じの1本。
The X-Files 9-13 Improbable 数秘術

ありそうもないこと。だけど、あるかもしれないこと。
モニカは、今起きている連続殺人が数秘術と関係していると考え、スカリーと共に捜査を開始する。
「6」という数字に関連があるのでは?
……と思われたが、7人目の被害者が出てしまい——
今シーズン初のコメディー系エピソード。
いつもと違う雰囲気で、面白みはあった。
でも、モニカとスカリーの掛け合いを見ていると……
あれをやるなら、やっぱりモルスカだったよな〜なんて、ちょっと思ってしまう。一抹の寂しさ…。
とはいえ、スカ×モニの女子コンビも、なかなか良いなと思えた1本。
ラストのスカリーのセリフ
「で、あの男の人は誰?」
みんなの疑問を代表して言ってくれましたね(笑)
The X-Files 9-14 Scary Monsters モンスター

少年のベッドの下にモンスターが隠れているのか?!
ドゲットの「信じない力」がみんなを救う。
招かれざる客
スカリーは講義の合間、わずか5分のランチタイムにツナサラダサンドを食べようとしていた。
そこに現れたのは、あのハリソン。
ハリソンとは「8-19 Alone 孤立」で登場したXFオタクの経理部職員。検死結果に不審な点があると言いに来たのだ。
「自殺と書かれているが、16回も刺すのはおかしいのでは?」と。
「そういったケースはいままでにもあること。事件じゃないわ。」
と、スカリーはバッサリ。
そこへ無情にも休み時間終了のチャイム。
スカリーは諦めて、持参していたリンゴとツナサラダサンドをハリソンに渡し、そのまま講義へ向かった。
諦めないハリソン
ハリソンは諦めきれず、モニカとドゲットを頼る。
車中からスカリーに電話をかけたことで、ハリソンがすでにスカリーの元を訪れていたことがバレてしまう。
「モルダーだったら絶対に捜査に行ってたわ」
ドゲット、モニカ、ご愁傷様。
一方、スカリーは解放されたかと言えば、夜中に叩き起こされ、自宅で猫の解剖をする羽目に。こちらもご愁傷様。
スカリーの「6-13 Agua Mala アグア・マラ」以来?普段着での検死シーン。
パジャマ+ガウン+エプロンという出で立ちで、自宅のキッチンで解剖するスカリー。
キッチンの片隅にあったのは、モルダーの部屋にあった水槽(だよね?)。
事件現場に全員集合
モンスターの正体は、少年のイメジネーションが生み出したものだった。
その治療のため、少年は入院する。
そしてラストには、治療中の彼の様子が映し出される。その光景が……
このオチ、作り手側としては、身を切る思いだったでしょうね。
The X-Files 9-15 Jump the Shark 英雄に捧ぐ

This is not happening!
ローン・ガンメンたちがヒーローになる時。
X-Files全218話の中で、
もしかしたらいちばん悲しいかもしれない回。
本当は X-Files神回ベスト3 に入れるべき1本。
……だけど、あまりにも唐突すぎるかな、と断念した1本でもあります。
彼らの最後の活躍を、しっかり目に焼きつけて。
思わず、
「Nooooooooo!」
って叫びたくなることこの上なし。めっちゃ泣く。
オープニング映像
X-Filesだけ観ていたら、「なにこれ?知らないシーンがいっぱい…」と思うはず。
あれは、スピンオフドラマ「The Lone Gunmen」からの映像。
このドラマ、ただのSFじゃないです。観たらきっと驚きます。
このあとも、涙のエピソードが続きます。
The X-Files 9-16 William ウィリアム
脚本・監督はデイヴィッド・ドゥカヴニー(DD)。
ドゲットの腕立て伏せのカウントが、いかにも彼らしい(笑)
スカリーが母として、息子ウィリアムを守るために苦渋の決断を迫られる、涙なしでは見られないエピソード。
モルダーの痕跡を追う謎の人物がスカリーの前に現れ、ウィリアムの存在が危険にさらされます。冒頭から涙腺が緩みっぱなしで、観ていてつらい。
何者かがモルダーのファイルにアクセスし、ウィリアムにも危険が迫る。このままではウィリアムを守りきれないと悟ったスカリーは、母親として苦しい決断をする。
もう、オープニング見ただけで涙がこぼれます。

スカリーの歌声
「5-04 Detour 迂回」では、スカリーが歌う「Joy to the world」があんなに楽しかったのに、今はそれすら切なく感じてしまう。
父にも子にも、同じ歌を歌ってあげるスカリーちゃん。
この演出、きっとDDからのファンサービスなんだろうな。
ウィリアムに近づく謎の男
X-Files課に侵入した全身やけどの「ミラー」と名乗る男を、ドゲットは「モルダーだ」と言うけど、
「もし本当にモルダーだったら、ドゲットをあんなに痛めつけるだろうか?」
と疑問に思いながら観ていたら、スキナーもまったく同じことを言ってて笑った。
結局、その男の正体はジェフリー。さすが親子、撃たれても死なないのは家系?なのか。
ラスト、ウィリアムの笑顔の可愛いこと。それ見て、ますます涙…。
ファイナルシーズンだからオチつけなきゃいけないのはわかるけれど…悲し~。2話連続、悲しい。絶対に、ウィリアムは幸せになってね。
ちなみに、ジェフリーがウィリアムに近づいた理由は、マグネタイトを注入して“普通の子”にしてあげたかったから。
こんなに泣けるエピソードなのに、ジリアン本人はこのエピのことをあまり覚えていないそう。←そういうとこ好き(笑)
The X-Files 9-17 Release 解放
連続殺人事件を追っていくうちに、ドゲットの息子・ルークの事件にたどり着く。
ある殺人事件を捜査中、スカリーの生徒の中に”ヤベーやつ”が現れる。
授業中に発揮した卓越したプロファイリング能力……だけなら良かった。
でも、自室の壁には被害者の写真がびっしり貼られていて、もう完全にアウト。
……なんだけど、実はこの彼のおかげで、
ドゲットの息子・ルークの事件が再び動き出す。
なかなか見ごたえのある話でした。
まさか、最後にフォーマー副長官があんなことするとはね〜。
ドゲットの元妻役は、ロバート・パトリックのリアル妻(バーバラ・パトリック)
The X-Files 9-18 Sunshine Days サンシャイン・デイズ

ファイナルシーズンの中で貴重な“なごみ系”エピソード。
舞台は、往年のドラマ『ブレイディ・バンチ』の世界に取りつかれた男・オリバーの家。
ドゲットとモニカは、まるでオリジナルのブレイディ・バンチシリーズが撮影されたかのような家で起きた殺人を調査する。
その家は、オリバーの妄想によって本当にブレイディの家そっくりに変貌してしまう。
物語が進むにつれ、それがただの妄想ではないことが明らかになり……
オリバーの超能力に、スカリーの科学者魂が再び燃える!
「7-21 Je Souhaite 三つの願い」で、透明人間を解剖した時以来の大コーフン。
オリジナル『ブレイディ・バンチ』を知らないので細かいネタはわからなかったけど、感動的なお話でした。
ラストは……泣いちゃうよね。
さぁ、いよいよ、お待ちかねのグランドフィナーレ!
The X-Files 9-19 The Truth 真実 Part1
The X-Files 9-20 The Truth 真実 Part2

この1年、身を隠していたモルダーだが、軍の秘密基地に侵入した罪で捕まってしまう。
しかも、死ぬはずのないスーパーソルジャー、ノエルを殺害したという容疑付き。
スカリーとスキナーが面会に行ったときには、度重なる拷問のためすっかり骨抜きにされてオレンジ色の囚人服を着たモルダーがそこにいた。
……もっとも、それは敵の罠にハマった芝居だったんだけど。
それでも、事態がモルダーに不利であることに変わりはない。
メンバー全員が集結
彼を助けるため、スカリーはカーシュに懇願する。
意外にもカーシュは軍上層部に掛け合ってくれた。
しかし軍は、カーシュに条件付きの裁判を要求する。
判事・検事・弁護人すべてをFBIで構成する軍事裁判。
そして必ずモルダーを有罪にすること——それが条件だった。
スカリーをはじめ、モルダーに関わってきたメンバーが次々と証言するシーンは、9年間の歴史を振り返る映像集になっていて、感慨深い。
一丸となってモルダーを援護したが、判決は 第1級殺人で有罪、そして死刑。
しかし、予期せぬ人物がモルダーの脱獄を手伝う。
モルダーは、スカリーを連れてアナザジ族の元へ向かう。
そこには、モルダーに情報を与えたキーマンがいるのだ。
そう、アイツ!CSM(しぶとい)
End Game
最後は、「1-00 Pilot 序章」のあの夜に戻ったかのようなシーン。
「December 22, 2012 End Game」
モルダーが知り得たこの情報を、なぜ、頑なにスカリーに伝えようとしなかったのか…語り合う2人。
Then we believe the same thing.
(じゃあ、私たちは同じことを信じているわね。)
Maybe there’s hope.
(希望はあるかもね。)
X-Files 視聴方法
配信で観る
ディスク版で特典を観る
特典ディスクの魅力的な内容は、こちらで詳しく紹介しています。
X-Files関連グッズ紹介
観るだけじゃ物足りない方に向けて、おすすめグッズもまとめました。
ほかにも、実際に私が使っているXF関連モノや、ちょっと気になるアイテムを楽天ROOMにまとめているので、ぜひご覧ください。
おわりに
X-Files シーズン9の感想
終わっちゃってさみしいな〜……というのは2002年当時観ていた人々のお話。
まだまだ続くX-Files!
シーズン9最終話の撮影現場オフショットがディスク版に収録されていて、DDとGAがめっちゃはしゃいでる姿が楽しそうだった。
たしか水鉄砲だったかな、水をかけ合ってたの(笑)
さて、「December 22, 2012」を過ぎてからオンエアされた次シーズン。
この問題は語られているのか?
さぁ、次行ってみよう!
次に観るなら
The X-Files: I Want to Believe X-ファイル 真実を求めて(2008)
シーズン9とシーズン10の間に公開された劇場版です。単発モノですが、時系列ではこのポジションになります。
▶ レビューを読む
次のシーズンはこちら
次シーズンへ。引き続き、ゆるっと進めていきますので、よろしければお付き合いくださいませ。
X-Files おすすめの記事
次に読むなら
X-Filesサイトマップはこちら
▶ 完全MAPを見る
シーズンごとの全話レビューはこちら
▶ 全シーズンレビューMAPを見る
X-Filesディスク版特典の見どころはこちら
▶ 特典ディスクの魅力特集
あの不穏なメロディが頭から離れない人へ
X-Files以外のドラマもあります
全シーズンレビューMAP
X-Files全11シーズン(218話)のレビュー記事はこちらからどうぞ。
X-Files セレクション
- 怖い回:本気で怖いので深夜の視聴は自己責任
- おもしろ回:小ネタや会話劇でクスッとから爆笑までを厳選
- ベスト3:シーズン毎の厳選3本と、カテゴリー別神回をピックアップ
- 単発回(MOTW):シリーズ本筋に関係なく楽しめる「1話完結」の名エピソードをセレクト
- 劇場版:▶ 1本目のレビュー ▶ 2本目のレビュー
- セレクション記事をまとめて見る
ジリアン・アンダーソン出演作まとめ(Filmography)
映画・ドラマを時系列で整理。スカリー以外の名演を知りたい人向け。
X-Files トピックス
News:リブート情報 更新中
















