【低温調理の基本5つ】ささみ・鶏むね肉がしっとり仕上がるコツ

【低温調理の基本5つ】ささみ・鶏むね肉がしっとり仕上がるコツ

「ちょっと中が生っぽいのがある…」
「火は通ったけど、しっとり感がイマイチ…」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?
低温調理って意外と難しい…私も最初の頃は何度もやり直しました。

ヨーグルトメーカー、ホットクック、ホームベーカリーなど、家にある調理家電で試行錯誤した結果、しっとり仕上げるために必要な基本のコツ(共通項)が見えてきたので、5つにまとめてご紹介します。

低温調理を始めたい方、うまくいかないと感じている方の参考になればうれしいです。

ささみがしっとり仕上がる基本のコツ5つ

1. 中心温度がカギ!「65〜70℃」を目安に

中心温度がカギ!「65〜70℃」を目安に

低温調理でいちばん大事なのは、温度管理です。
鶏むね肉やささみをしっかり火を通すなら、60℃台後半が“しっとりゾーン”

食品安全委員会のデータによると、

鶏むね肉(14〜22℃・約300g・厚さ約3cm)を63℃のお湯で加熱すると、内部温度が63℃に達するまで平均68分かかる。さらに、内部温度が63℃になったあと、30分加熱を維持することで安全性が確保される。

とのこと。

内部までしっかり加熱され、さらに63℃を30分キープすることで、安全性が確保されます。
つまり、低温調理では「温度+時間」がセットで大事なんですね。

温度管理のために中心温度計があると安心です。

2. 厚みを均一にするだけで仕上がりに差が出る

厚みを均一にするだけで仕上がりに差が出る

厚みがバラバラだと、火の通りにもムラが出やすくなります。
特に厚みがある部分はどうしても火が通りにくくなりやすいので、できるだけ平らに整えるのがコツ

  • 複数枚同時に調理するなら、重なり合わないように並べる
  • 著しく厚みがある部分は包丁で開く
  • ささみを使う(むね肉は厚みがあるのでホットクック以外の調理器では避ける)
    ささみは厚さの点だけでなく、袋の上から身をほぐすことで、火の通り具合が確認しやすいという利点もあります。

3. 機械まかせでも、仕上がりチェックは忘れずに

自動メニューがあるとはいえ、家電によって温度やクセにばらつきがあります
慣れるまでは、温度計で「ちゃんと火が通ってる?」と確認するクセをつけるのが◎

各機器の特徴

自宅にある機器で始められますが、迷ったら「ホットクック」か「ヨーグルトメーカー」から試すのがおすすめです。

4. 下味でしっとり感と旨味アップ

下味でしっとり感と旨味アップ

塩だけでも全然OK。
でも、塩麹ハーブ塩などを活用すると、旨味が出ます。

おすすめはこのあたり

  • シンプルな塩(分量の目安:肉100gに対して0.8~1%)
  • 塩麹(塩と同じ。ただし多少入れすぎても塩と違って大打撃にはならない)
  • 香草やスパイス系ミックス(素材の味を活かしたいときに)
  • ただし、あとでアレンジ料理に使いたい場合は「味付けなし」も便利です。

5. 失敗してもOK!まずはやってみよう

失敗してもOK!まずはやってみよう

わたし自身、最初の数回は「これはもしや…?半生…?」という失敗もありました。
でも、失敗の感覚がわかると、応用がきくようになるんです。

「この厚さならいつもより時間を長めにセットしよう」みたいな、感覚が育ってくるというか。
とはいえ、ヨーグルトメーカー壊れなかったら、私もここまでしてないかも…ですけど(笑)

たしかに最初は不安もありますが、数回やるうちに自分なりのコツが自然と身についてきます。
まずは一度、気楽に試してみてください。

実際のレシピで、しっとり感を体感してみて

気になる方は、私が実際に作ったレシピ記事も参考にしてみてください。
温度や時間の設定も詳しく書いているので、きっと失敗しにくくなりますよ!

CHECK

まとめ:低温調理の基本

  1. 温度と時間を意識する
  2. 厚みはできるだけ均一に
  3. 家電のクセを知る
  4. 下味で水分と旨味アップ
  5. 失敗しても、気にしない

低温調理って最初はちょっと躊躇しますがコツさえわかれば再現性が高い調理法でもあります。
楽しみながら、自分に合ったやり方を見つけていきましょう!

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